ナイフ作りはナイフを作るだけにあらず、シースを作ってこそのカスタムナイフなのです。
ただ、シースを作っているとどうしても気になるのが端材です。
できるだけ無駄の出ないように使うわけですが、どうしても端材が出てしまう・・・
特にナイフシースにするような皮は上等なものがほとんどですから、本当にもったいない。
僕はいつも、余った皮のいい使い道を模索しているのです。
そんな中、ネットを見ていたら「ものずきな人」さんのブログで、チュッパチャップスホルダーなるものを発見!これにインスパイアされ、自分でもチュッパチャップスシースを作ってみました。
ただ、あのブログにあったような革製品的なデザインは今のところ出来ないので、
袋シースの作り方を応用したチュッパチャップスシースを作ってみました。
作り方は下記の通りです。

チュッパチャップスシースの作り方

まずは、型紙を作って、その通りに皮を切ります。今回は2.5mmの革を使用しました。
皮が切れたら、ナスカンを取り付けるようにしてその部分を縫ってしまいます。
そこまできたら、次はウエットフォームです。
皮を水に浸します。

ナイフ小僧のブログ-チュッパチャップス

しっかり皮が濡れた状態になったら、チュッパチャップスの形状に合わせてバイスで挟みます。
そしたら乾くまで放置します。これで飴の形状に皮がぴったりフィットします。

ナイフ小僧のブログ-チュッパチャップス

皮がしっかり乾いたら、接着剤(ダイヤボンド#888)で、羽の部分をしっかりとくっつけます。
くっついたら次は、菱針で縫い穴を開けていきます。
すべてに穴が開いたらいよいよ縫っていきます。
ナイフ小僧のブログ-チュッパチャップス
綺麗に縫えました。
縫い終えたら、不要部分を切り落としてしまいます。その後、耐水ペーパーなどでコバの部分を綺麗に整形します。
ナイフ小僧のブログ-チュッパチャップス
コバの仕上げをします。
今回はLOVELESS氏も愛用していたエッジワックス(ヤンキーポリッシュ)を使用しました。
バフにポリッシュを塗り、コバをそれで磨いて仕上げます。
このエッジワックスはとてもコバが自然な仕上がりになるので、はっきり言っておすすめです。
ナイフ小僧のブログ-チュッパチャップス
最後の仕上げとして、ニートフットオイル(ダーク)を皮の表面に塗ります。
こうすることで皮の保湿、防水が施され、また自然でリッチな色合いに仕上がります。
ナイフ小僧のブログ-チュッパチャップス
これをしっかり乾かせばチュッパチャップスシースの出来上がりです!
端材の皮がおしゃれなアイテムに変身しました。しかも袋シースを作る練習もできてしまいました!
ナイフ小僧のブログ-チュッパチャップス
みなさんも余った皮で小物を作ってみてはいかがでしょうか?
シースづくりの技術向上にも役立ちますよ!
ありがとうございました。

2 thoughts on “【Knife Hacks】 余った皮の使い道 チュッパチャップスシース編

  1. ものずき より:

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    チュッパチャップスホルダーはナックさんって人の作品でしたが、なかなかのものでした。
    このチュッパチャップスシースもいいですね~
    練習にはちょうどいいね。
    カイデックスで作っても面白いかも。

  2. ナイフ小僧 より:

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    PASS:
    >ものずきさん
    ありがとうございます。カイデックスかー!熱に耐えられるかが心配ですね。型をつくっちゃえばいいんですが。

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