僕は商売柄、一生懸命作り込んだ芸術品のような作品に触れる機会がとても多く、僕自身「カスタムナイフってこういうもんだよね!」みたいな思考になりがちです。

 

しかしながら、うちに遊びに来てくれるお客様は、誰しもがプロを目指していたり、Knife Showに出たかったりしているわけではありません。

むしろ、自分の好きなものを好きなタイミングで作り、うまくいったら人にあげちゃったりするホビーメーカーさんがほとんどと言ってもいいかもしれません。

ホビーメーカーさんたちはプロと違って肩に力が入っていない分、とても思考が柔軟で自由です。

お店で自分の作ったものを見せながら、「ここはこういう失敗で、こっちはこう誤魔化したんだ」なんて楽しそうに話す姿を見ながら、本当にナイフメイキングを楽しんでいるなあといつも刺激をもらっています。

 

常連さんがつくってきた小出刃

先日来店したお客様が作ってきたのは、ATS34の端材で作った小出刃。

うちの割引品コーナーで数百円で買ってくれた11mmくらいの端材をヤスリで削って作ってきてくれました。

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ハンドルは近くの金物屋で格安で買ったという、木柄。

とてもシンプルな作りながら、味わい深い小出刃になりそうです。

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フルテーパーがどうだとか鋼材がどうだとか、

難しい事は考えず、ただ「面白そう」だからやってみる。

そんな風に気軽にナイフメイキングするのも、とてもいいことなんだと思います。

さあ、ちょっと最近ものづくりから離れていたあなたも、ナイフメーキングはじめてみようか悩んでるあなたも気軽にはじめてみませんか?

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

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