常連さんが出来上がった作品を見せに来てくれました。
朝早く、まだ人の少ない公園のベンチに万力を設置して、コツコツ鋼材を削りながら創り上げたのがこの作品。
ATS-34とエゾジカの角で作ったナイフフォークセットです。

素朴ながら愛情あふれる作品です

このBBQ用のナイフとフォークのセットはブラジルに住む娘さん夫婦のために作られたものです。
鹿角の自然な曲線を上手く利用してあってすごくカッコいい仕上がりです。
スペーサーの色合いも差し色になっていてコントラストが素敵です。
ナイフ小僧のブログ-ナイフフォーク
もちろんフォークの素材もATS-34!
うち(Matrix-AIDA)で熱処理させてもらいましたが、狂いもせず、きちんとフォークになりました。
フォークの曲線は木型(木に凹みを作ったもの)に押し当てて、フリーハンドでつけたそうです。
フォークの足が2本なのは「加工が3本より楽だから」だとか(笑)
ナイフ小僧のブログ-フォーク
セット用のケースは、色々と試行錯誤した結果、柔らかい皮を使ったそうです。
そのままだとナイフが飛びでてしまうのでナイフをセットするところには木鞘が内蔵されています。
シンプルなアイデアですが、おしゃれですねー。
ナイフ小僧のブログ-セット
素朴だけど味わい深い作品です。
本人は多少の傷や汚れなんかお構いなしといった感じで、「いかに誤魔化すか」をとつとつと語ってくれましたが、そんなのを含めて、すごく楽しんで作ったんだなーと強く感じる作品でした。
キャンプやBBQに使えそうなナイフセット。あなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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