4月の初旬に行われたJCKMカスタムナイフショーに行って来ました。
JCKM所属のナイフメーカーはレベルが高く、日本でも最高レベルの作品を見ることができます。
その中でキラリと光っていたナイフをご紹介します。

作品紹介

佐治武士さん
鍛造ナイフの雄、佐治武士さんです。
美しい波紋を描く、鍛造ナイフを多数出展していました。
現在では日本に留まらず、海外からの注文が多く、制作するにも手一杯とのこと。
和のテイストをナイフに融合させるひときわ高いセンスが光っていました。
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落合康男さん
オールドスクールのシンプルで紳士的なラブレススタイルのナイフを展示されていました。
写真のナイフも無駄のない、シンプルかつ品のあるナイフでした。
まさに男の趣味を体現したような作品。
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渡辺隆之さん

簡単には作れない、レベルの高い作品を展示していた渡辺隆之さん。
ナイフマガジンにも掲載されて、現在の注目株です。特に目を引いたのはこのボウイナイフ。
スウェーデン鋼ボーラーK-990を使用しています。このK-990が、熱処理の加減なのか、エッジのあたりに薄っすら波紋のような色合いが出していました。
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また、このヒルトはニッケルシルバーを熱して折り曲げて作ったそうです。
アイデアもさることながら、それをいとも簡単に実現してしまう技術力はすごい。
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奈良定守さん
現在人気上昇中の奈良定さん。
相変わらず高い技術力を誇るナイフが展示されていました。
様々なハンドル材を積極的に使用してくれるので、毎回ナイフショーに並ぶナイフが楽しみです。
写真は人工大理石を使用した作品。
エレガントな見た目ながら使い心地のよさそうなデザインと、しっとりとした手触りでした。
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鹿山利明さん
鹿山さんが「これいいでしょ」と差し出してくれたのがこのナイフ。
鹿山さんのお師匠の藤本氏の銘が刻まれていました。
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高本龍雄さん
スネークウッドのハンドルの小振りなナイフが素敵でした。
シンプルな作りですが、ハンドルの削りを工夫してインプルーブドハンドルのようなデザインです。
この凹凸を利用したカイデックスシースも見事でした。
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伊藤裕翠さん
伊藤さんは相変わらず数多くの包丁を展示していました。
惜しげも無く、高級なハンドル材を使うのがすごすぎる…
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和田泰宇さん

このようなアートナイフを作るナイフメーカーは国内ではかなり少数ですが、とても貴重な存在です。
和田さんのナイフは思わず見とれてしまうほど美しい。
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タイ・アーツ・コレクション
厳選されたコレクションを販売しているタイ・アーツ・コレクションで感動したのはこのTOWELLのナイフ。
上品で繊細な造形と、完璧なインレイの技術。
こういう良質なナイフを触らせてくれるなんて、なんて太っ腹なんでしょう。
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伊原賢治さん
伊原さんのフォールディングナイフというと、カーボンファイバーやG-10などのイメージが強いのですが、これはスネークウッドを使用した新作です。ライナーに真鍮を使用してデザインを一新しています。
たった一つのパーツだけでイメージが変わるなんて、ナイフは奥が深い。
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安永朋弘さん

デジタルカモフラージュのカイデックスを使用した実用的なモデルがカッコ良かった。
スマートでシンプルなマイカルタのナイフもいいもんですねー。
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山﨑英雄さん
これは山﨑さんお得意の金ノコナイフです。
日本のシカのスタッグを独自の技術で染めて使用しているとのこと。独特な色合いでカッコいい。
ちなみに染めの技術は企業秘密だとか。
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久保康彦さん
今回からJCKMのメンバーになったという久保さんの作品です。
たくさんの作品が展示されていましたが、特に目を引いたのはこのサブヒルトファイターです。
鍛造のブレードでこのサイズは大迫力でした!
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やっぱりナイフショーは面白い。この他にもたくさん素晴らしい作品を見ることができ、それぞれの作品を作る上での苦労話や新素材の情報など、たくさん面白い話を聞くことが出来ます。
是非、みなさんも次回のナイフショーには足を運んでみてはいかがでしょうか?
新しい出会いや、発見、着想を得ることができるはずです。

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