ナイフの熱処理について


今日も全国から届いた作品の熱処理が完了し、作り主の元へと帰っていきます。
日々、様々なアイデア、ありとあらゆるデザインのナイフがお店に到着します。
うちに預けられたナイフは熱処理を施され、硬く、強くなった刃物達がこれから主のもとに戻り、部品が取り付けられ、刃付けをして立派な刃物になるのです。
今日熱処理が完了したナイフたち。
皆さんが一生懸命作ったナイフがどんな姿になるのか楽しく想像しながら梱包しています。
ナイフ小僧のブログ

きちんとした刃物になるには熱処理が必要

ナイフ店などで買うステンレス鋼などはそのまま削るだけでは刃物になりません。
売られている鋼材はいわゆるナマクラで、ドリルでの穴あけ作業やヤスリの研削作業がしやすい状態になっています。
使える刃物にするためには、ある程度刃物の形に成形した後、適切な「熱処理」を行う必要があります。
熱処理とは簡単にいうと鋼を「赤めて、冷やす」ことです。
熱処理を施すことで鋼は硬くも軟らかくもなります。鋼材にその目的にあった性質を与えることこそが熱処理の目的です。
簡単に説明すると、
まず鋼を硬くするには、「焼入れ」をします。
鋼は一定の温度まで温め急冷することで硬くなります。これが焼入れです。
赤くなった日本刀を叩いて水の中へジューっと入れるアレのことです。
焼入れをすると刃物は硬くなりますが、硬さは脆さを内包しています。
そこで、「焼もどし」を行います。
焼もどしは焼入れでカチカチに凝り固まった鋼を、いい湯加減のお風呂に入れてほぐすイメージです。
焼もどしをすることで硬さの調整、内部応力の除去、靭性(粘り強さ)を得ることができます。
この焼戻しをすることで刃物として実用可能になります。

熱処理はマトリックス・アイダでも受け付けています

マトリックス・アイダでは毎週2回、熱処理を受け付けています。
例えば水曜日までにナイフを送ってもらえれば次の週末には手元に届き、制作の続きが楽しめるのです。
熱処理のスケジュールはこちらのカレンダーを御覧ください。
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価格もシースナイフ1本あたりわずか1,050円で熱処理を行うことができます。
もちろん、どこで買った鋼材でも受け付けていますのでご安心を。
熱処理の価格や規定など、詳しくはこちらのページを御覧ください。


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