ファクトリーナイフをミラーにしたお客様が大変喜んでくださって、また新たに磨きのお手伝いをさせてもらいました。
今回仕上げたのはエマーソンのカランビットです。

Before。

サテン仕上げというか、ベルトのキズ目がそのまま残っています。

 

まずは、ブレードを本体からバラします。この時、中のワッシャーやネジが飛んでいかないように注意が必要です。
今回はキズが深めだったので、まずはそれを消さなくてはいけません。
ということで、少し粗めの#240の耐水ペーパーを使って磨いていきます。

キズを全て消した後は、#240→#400→#600→#800→#1000→#1200→#1500→#2000→#2500と少しずつ番手を上げていきます。番手ごとをきちんと仕上げていかなくては後戻りすることになるので、各番手ごと確実にキズを消していく地道な作業です。

 

耐水ペーパーを#2500までかけ終えたら、今度はリューターを使った研磨作業です。
ダイヤモンドペーストを使って磨いていきます。ダイヤモンドペーストで磨くと一気にステンレスが光りだすのでかなりテンションが上ります。

 

側面もミラーにしますが、アクションに関係するところはいじらないようにしなくちゃいけません。
うっかりロック部分を磨いたりしてしまったらロックが効かなくなってしまいます。

 

これで完成。綺麗なミラーになりました!
惜しむらくはメーカーの刻印が薄くなったり消えてしまうことですが、それはしかたのないことですね。

 

ちょっと綺麗に記念撮影。
なんとなく高級感がアップしますね!

 

こんなふうにミラー仕上げにしていくのでした。
こうやって記事に書くとササッと出来そうですが、鋼材によってはなかなか傷を消すのが大変な場合もあり、根気がいる仕事です。もし興味が会ったら是非チャレンジしてみてください!

もし自分じゃできないよーという場合はお手伝いするので、Matrix-AIDAまでご相談下さい
 
 
 

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