ガーバーのビッグハンターのシース製作を製作しました!カイデックスシースの製作工程を紹介します。

 

まずはいつもの通りシースに擦れてナイフが傷つかないように、マスキングテープを貼って養生します。

 

おおざっぱですがデザインを決めます。出来寸よりも少し大きめにカイデックスシースを切り出すのがコツです。ギリギリで作ると後で調整するのが難しくなるので、ちょっともったいないけど大きめに使うのがおすすめです。

 

今回は、絶対にナイフに傷をつけたくないということだったので、内側にフェルトを貼ることにしました。
アクリル系のフェルトで水洗いできるものです。成型前にカイデックス用接着剤・パンドー156A を使って貼り付けます。しっかり貼り付ければこのままヒートガンで熱してもはがれたり溶けたりしません。

 

ヒートガンでカイデックスをあたため、フォームプレッシャーと木工バイスを使って折りたたむように成型します。

 

カモフラージュ柄なので横からの画像だとわかりにくいですが、しっかり絞れています。
しっかり形状を出すため、フォームプレッシャー (15mm) を片側2枚ずつ、計4枚使っています。

 

あとはテックロック(小)をつけれるピッチで穴あけをして、外形を削って成型したら完成です。

 

腰の背中側に横向きに装着したいということなので、テックロックを横向きに付けられるようにしてあります。テックロック(大)が装着したくなった場合も想定して、どちらでも装着できるように穴のピッチを計算してあけてあるのがポイントです。

 

ただ渡すだけだと機能がわかりにくいので直筆の説明書をつけて納品しました。お客様からは気に入ったというメールをいただいてほっとしました。

 

今回のポイントは、カイデックスの最大の難点である抜き差しによる傷つきの防止にフェルト地を貼る方法があるという点です。しかもそれはカイデックス用接着剤・パンドー156Aを使えば簡単に実現できるという点。ぜひお試しください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です