アウトドア界隈では、その携帯性と機能でかなり活躍中という噂のタジマのスマートソー。今回は、より携帯性を良くしたいという希望のお客様から、専用のカイデックスシースを依頼されました。

注文主は藪が深いところまで行くタイプの方で、簡単には抜け落ちないことと、ワンタッチで抜き差しできることを両立したいとの希望がありました。

タジマのノコギリとカイデックスシース(完成品)。

 

抜けにくくするためには、このノコギリの回転軸の突起を利用することになります。ただ突出部分が大きく、普通に作るとノコギリが抜けなくなってしまうため、きつく作ってからギリギリの線まで不要部分をカットするようにしました(下図)。

 

結果、出来上がったのがこれ。

柄が長いので、テコの原理ですぐ抜けないようにきつめにしてありますが、いざというときにはパっと取り出せるくらいに調整しました。また、ベルトに取り付けて携帯できるようにTek-lokも装備しました。Molleシステムなどを利用してバックパックに取り付けることもできます。

 

抜けやすさと硬さを自分好みで調整できるように、クッション付きスクリューを利用しています。下のようにカイデックスの間にクッションゴムを入れてねじ締できるようにしてあるため、ゆるくしたいときはネジを開放して、きつくしたいときは締めれば好きな硬さで使用することができます。この技はナイフやガンホルスターでも応用できますので、ぜひ使ってみてください。

ということで、今回はタジマのスマートソー専用カイデックスシースを作ってみました。普通のノコギリでもシースを作るだけで一気に携帯性が良くなるし、アウトドアギアらしくなるのでお勧めです。

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カイデックス

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