分厚いもののカイデックスケースを作る方法


オーダーをいただいて登山用GPSのカイデックスシースを作った。カイデックスシースの場合、精密機器を扱うときにはどうしても温度が心配だったので、まずはモックを作ることにした。

素材はMDFボード。これを木工ボンドを使って重ね合わせてブロックを作り、ベルトサンダーで採寸したサイズに合わせて削った。

 

出来上がったモックがこれ。ボタンの凸部分は単純な形にして完全にカイデックスをかわせるようにする。このGPSは横が膨らんでいるラグビーボールのような形だったので、横幅が最大になっている部分でロックをできるようにする。

 

分厚いワークをきれいに押す方法

今回のGPSのように厚みのあるワークの場合、フォームプレッシャー(スポンジ)の圧力だけだと、図1のように、どうしてもカイデックスを押し切れずふんわりした仕上がりになって、結果としてケース自体が大きくなってしまう(図2)。

図1。フォームプレッシャーだけだと押し切れず。ワークの横に隙間ができる。横から見るとこんな感じ。

 

図2。完成するとこんなイメージ。ワークよりも大げさなシースになってしまう。

 

そこで、今回紹介するのは雌型を製作して押し切る方法。
図3のように、“|雌型|カイデックス|ワーク|”というように重ねて、それ全体をフォームプレッシャーと万力などで挟み込むのだ。こうすることで、上記のようなふんわりした型押しではなく、完全に切り立った崖のような形状に押し切ることができる(図4)。

 

図3。ワークよりも大きめに雌型(凹型)を作り、あたためてゆるゆるになったカイデックスを挟み込んで押し切る。

 

図4。こんな状態にして、フォームプレッシャーと板で挟み、万力(またはモールディングプレス)で圧力をかけて固める。

そうしてできたのが今回のGPSケース。きちんと押せているのでかなりコンパクトな形状にすることができた。

 

横から見ると切り立った崖のようになっている。

この雌型というか木枠を作るアイデアを応用すれば、モデルガンなどの厚いワークのケースやホルスターを綺麗に、そしてコンパクトに作れるようになるので、ぜひお試しあれ!

 

 

 


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