スウィンガータイプの袋シースを作る


ヒルトレスナイフの袋シースを作ります!
ヒルトがないタイプのナイフは引っ掛かる場所が無いので、袋シースにします。
では、早速袋シース(今回はスウィンガータイプ)の作り方をご紹介します。

1. 型を切り出す

今回はマトリックスアイダで売っている袋シース用の型を使用します。
ただ、今回作ったナイフには少し大きすぎるのでちょっと加工します。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
中心がずれないようにしてこんな感じにすることにしました。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
型通りに慎重に切り出して、コバをコバ削りナイフで綺麗にします。
ナイフ小僧のブログ-袋シース

2. ナスカン部分を仕上げる

次にナスカン部分を仕上げます。
皮を折り曲げて、位置決めをしてハンマーで叩いてしまいます。曲がらないように注意します。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
次にこれをダイヤボンド#800でくっつけます。
その前に皮の銀面をはがしてくっつきやすくします。

ナイフ小僧のブログ-袋シース
↓こんな風にして両側にダイヤボンドを塗ってくっつけます。(この時ナスカン通し忘れると悲劇)
ナイフ小僧のブログ-袋シース
くっついたら菱針で穴をあけ、縫ってしまいます。

3. ウエットフォーム

ここまで来たら下準備は完了。
つづいてウエットフォームをします。皮を濡らしてヘニャヘニャにしてナイフを挟みこみます。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
ナイフを挟んだら、皮をしごき倒してナイフの形ぴったりにします。
これを甘くするとスカスカのシースになってしまうので、これでもかッっというつもりでしごいてください。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
うりゃ!!
裏側が終わったら次は正面。これはバイスで挟みます。この時も寸分のナイフとシースにスキマも与えてはいけません。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
こんな感じになりました。
ナイフ小僧のブログ-袋シース

4. いらない部分を切り落とす

続いては接着剤で縫う部分をくっつけます。
このとき、ナイフギリギリのところに接着剤を塗るようにします。(写真の赤部分)
縁がきちんとくっついていないと、縫うときの穴がまっすぐに開かず苦労します。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
接着剤を塗ったら、このように際をしっかりとくっつけます。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
次にいらない部分を切り落とします。
スプリングコンパスを使って切り取ってしまう部分に印をつけていきます。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
ケガキに合わせていらない部分を切り落としました。ちょっと上の部分が危なかったですね…
ナイフ小僧のブログ-袋シース

5. 縫う

パンチャーや菱針で出来るだけナイフに近いところに印の穴を開け、千枚通しで穴を貫通させます。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
穴が開いたらいよいよ縫い合わせます。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
上手に縫えました!

6. 仕上げ

まず先端部分のいらない部分を切り落とします。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
上部も同様。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
コバをコバ削りで整形します。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
コバをなめして表面を綺麗にします。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
最後にシース表面にニートフットオイルを、コバにエッジワックス(やエッジコート)を塗り、乾燥させたら完成です!
ナイフ小僧のブログ-袋シース
こんな感じで、ナイフのイメージにぴったりのカッコいいシースが完成しました!
結構簡単でしょ?あなたも是非袋シース作りに挑戦してみてくださいね!!
ありがとうございました。


シースをつくる⑥完成!


前回はバーキングでババッと大きい部分のコバを仕上げました。
その他のバーキングではできない細かいところは、リューターを使って仕上げます。
↓こんな感じです。
コバの塗りにくいところ
これ、油断するとズルッと滑ると今までの努力が台無しになる危険をはらんでいるのです。
エッジワックスは強力だから、シースの表面に付いたらもう終わりです…
なんとかきれいにできまして、こんな感じです。
コバ塗り完成
さあ、次はいよいよ最後の仕上げです。
シースの表面をオイルでコーティングします。
ここで使うのはマトリックスアイダのニートフットオイル(ダーク)です。
ニートフットオイル
↑まず、このようにニートフットオイルを温めます。プツプツ泡がでるまで。
そしてハケで全体を均等に塗っていきます。
ニートフットオイル
これでしっかり乾かしたらシース完成です!!
メチャメチャいろいろ教えてもらいましたが、その他細かいコツなどは次のお楽しみです…
(小出しにして記事を増やす戦法です)
なかなか投稿に時間がかかってしまいましたが、
鍛造ナイフを作る編はこれで終了です。
ありがとうございました。