銀座ブレードショー2014 2月レビュー1
2014年2月2日に行われた銀座ブレードショーは、おかげさまで大盛況でした。会場が広くなり、出展者数も増えたことで過去最高の盛り上がりだったのではないでしょうか。Matrix-AIDAのブースにもたくさんのお客様がみえて、楽しいお話をたくさんすることが出来ました。
お客様もとても熱心な方が多く、青森から福岡まで全国各地からこのショーのために上京してきている方がいらっしゃいました。本当にありがたいことです。
さて、今回もナイフショーで気になったナイフを紹介していきます。
中根祥文さん
僕らのお隣で展示されていた中根さんの本業はプロカメラマン。カメラマンでありながらナイフも作ってしまうすごい人です。銀座ブレードショーやJCKMカスタムナイフショーのポスターの写真などはすべて中根さんが撮影しています。
デザインがとてもユニーク。ハンドル材もカーボンからマンモスまであらゆる素材を使って自分の世界を表現していました。
武市広樹さん
前回、展示テーブルで出展していたRock Edge Works こと武市さんは、今回から本格的に銀座ブレードショーに参加されました。たった半年間ですが、展示テーブルを出していた時とは格段のレベルアップをされていて迫力あるナイフが多く展示されていました。
この「6インチ リカーブ」というナイフは、武市さんのオリジナルデザイン。タクティカルナイフでありながら、どこかエレガントな印象を受ける美しいデザインの力作でした。
黒沢次夫さん
いつも変わったナイフを作る黒沢さんですが、今回はいわゆる普通のフォールディングナイフも多く展示されていたのが意外でした。久々に凝っていない普通のフォールディングナイフ作ったら楽しかったそうです。
もちろんいつものシリーズもありました!
今回はイカ。
このイカ、魚を捕まえているんですが、実はこの魚は着脱可能で自分の好きな場所にセットできるんですw
荒川知芳さん
新作はこのデフォルメしたナイフ。見た目はかわいいですが作る手間は普通のナイフと変わらないそうです。昨年のペーパーナイフはとても美しいデザインでしたが、それに慢心することなく、新たなデザインや素材にチャレンジされている姿がとても印象的です。
これはマンモスの細切れを樹脂含浸した珍しい素材を使ったナイフ。
伊原賢治さん
伊原さんの最新作はスケルトンのフォールディングナイフ。
カイデックスシースにさらなる改良を加えてきました。気持ち良い「カチッ!」という音を立てて着脱するように試行錯誤を繰り返してこの形状になりました。また、カイデックスシースはカシメやネジで留めるため、無意味に大きくなりがちですが、カシメピンを使うことでコンパクトにしていました。勉強になります。
北林竹二さん
水晶が使われたこの作品がすごかったです。このブレードを削り出し、これほど美しく研磨する卓越した技術はさることながら、これを作るのを敢えて年末・年始にスケジュールを組んで、「時を超える」という意味をもたせたそうです。
まさに1年に1本しか作れない、貴重な作品なのです。
今回はここまで!
もうちょいだけつづきます。