鍛造ナイフをつくる⑦


今回作成しているナイフの構造は「ナロータング」というものです。
その中でも今回のものは「ブラインドタング」と呼ばれるものです。
一番単純な構造で、
ブレードの細い部分(タング)を鹿の角(ハンドル)に突っ込み、接着剤で固めたものです。
そんな単純な構造でも、一応、コツというかポイントがあるんです。
今回はそれを紹介します。
今回のナイフの設計図です。
設計図
ちなみに上が完成図。下が内部構造図になっています。
この構造がポイント!試験に出るので要チェックです。
ポイントは…
このように↓タングの部分はジグザグに削るのです。
タング図
こうすることによって、接着剤が場所ごとにとどまり、固まるようにしているんです。
考えてみりゃ、そりゃそうだよね。
ですが、僕ひとりでやってたら、こんな事やらないかも(そんなことに気がつかないかも)…
サラリーマン時代、偉い上司に「巨人の肩に乗れ」という言葉を教えてもらいました。
先人の知恵や経験を学び、その上に乗って自分のアイデアを生かしていく。
それが早く、そして大きく成長していく上でもっとも大事なことだそうです。
あのときの偉い人、ありがとう!
ってことで、全国の僕のような人のために
今回は、ナロータング(ブラインドタング)作成におけるポイントの紹介でした。
つづく。
ありがとうございました。


鍛造ナイフをつくる⑥


さあ、ヒルトも作り終え、いよいよハンドルを取り付けます。
今回使用したのは、師匠提供のアカジカのスタッグです。
タングの部分の長さと幅を計算して、
間違えないようにロングドリルで穴をあけます。
仮組みしてみたらこんな感じになりました↓
仮組み
おお!なんかナイフっぽいお食事
うまくイメージがつかめてきたので、実際にエポキシで固定してしまいます。
固定の時間はしばしのコーヒーブレイクです。
固定できたところで、ヒルト周りの研削です。
ヒルト周り研削
素材を生かす感じに残すため、なんども握りを確認しながら削っていきます。
このとき、ブレードよりハンドルの方が思いのほかでかくて不格好だなと感じたので、
ハンドルの形状変更を行っていきます。
AIDA式ナイフメーカーズバイスにナイフをくわえ、
ナイフメーカーズバイス
ヒルト裏をフライスで削っていきます。
ほぼ完成
いい感じにヒルト裏のくびれができました。
これでほぼ完成!なかなかかっこいいですね。
あとは、白くなった部分がまだ角張っているので、耐水ペーパー等で靴磨きのようにして
角を取っていきます。
ここでもさわり心地を常に確認し、かつ完成した時の形をイメージしながら研磨していくのです。
つづく。
ありがとうございました。