今回作成しているナイフの構造は「ナロータング」というものです。 その中でも今回のものは「ブラインドタング」と呼ばれるものです。 一番単純な構造で、 ブレードの細い部分(タング)を鹿の角(ハンドル)に突っ込み、接着剤で固めたものです。 そんな[…]

さあ、ヒルトも作り終え、いよいよハンドルを取り付けます。 今回使用したのは、師匠提供のアカジカのスタッグです。 タングの部分の長さと幅を計算して、 間違えないようにロングドリルで穴をあけます。 仮組みしてみたらこんな感じになりました↓ おお[…]

まずは、焼き戻しが終わったブレードを磨いていきましょう。 耐水ペーパー#240からシコシコと地道な作業が始まります。 でもステンレスよりか磨きやすい印象です。 サクサク磨いて、ミラーにしました。 しかしこの行き先がないナイフ、このとき磨きの[…]

鍛造教室も終わり、焼き入れが終了したナイフを持って東京に帰ってきました。 夏の軽井沢はやっぱり気持ちよかったです。 さて、ナイフは焼きが入ったままだと硬くてもろい状態なので、 「焼き戻し」をして刃物に粘りを出さねばなりません。 こうすること[…]

前回、完成状態に近いところまで加工が終わりました。 いよいよ焼き入れです。 760℃~800℃に加熱し、水で急冷するとマルテンサイト変態し、硬い鋼になります。 このとき、曲がることがあるので、曲がっていたら修正します。 案の定、僕のナイフも[…]

デザインが決まったところで、いよいよトンテンカンの始まりです。 鋼材を色が変わるまで炉で熱し、やわらかくなったところで取り出して叩く! 汗だくになっても関係ありません。叩く叩く! しかし、何も考えず叩いていてはどんどんどんどん鋼材は薄くなっ[…]