フォールディングナイフキットをつくる⑤
つづいて、ピンのカシメに入ります。
まずはおしりのピンからです。
ピンはこのように↓ 両側1~1.5mm程度出して切断します。
そしたら、まず垂直に真上からピンを叩き、
抜けなくします。
その後、全方向から叩きピンを丸めるようにかしめていきます。
次に、ブレードピンをかしめます。
ブレードピンは、単に力任せに叩いてはなりません。
スペーサーを挟み込んで、やさしく、しかし力強く叩いていくのです。
ここで、絶対にたたきすぎてはいけません!
叩きすぎると、シースナイフになっちまうからです。
本当に叩きすぎだけは禁物です。
なぜこんなにくどいのかというと、
叩きすぎて動かなくなった張本人のブログだからです。
しかし、揉んだりしごいたりしてとりあえず復活しました。よかったー。
かのロンレイクも、
ある時、イングレーバーから、「掘ってたら硬くなったから直して」と言われたそうです。
僕の師匠がレイクに「どうやって直したの?」と聞いたら、
「一生懸命動かすのさ」と言ったとか。
さあ、次はハンドルやヒルトを仕上げて完成です。
つづく。