鍛造ナイフをつくる⑥
さあ、ヒルトも作り終え、いよいよハンドルを取り付けます。
今回使用したのは、師匠提供のアカジカのスタッグです。
タングの部分の長さと幅を計算して、
間違えないようにロングドリルで穴をあけます。
仮組みしてみたらこんな感じになりました↓
おお!なんかナイフっぽい
うまくイメージがつかめてきたので、実際にエポキシで固定してしまいます。
固定の時間はしばしのコーヒーブレイクです。
固定できたところで、ヒルト周りの研削です。
素材を生かす感じに残すため、なんども握りを確認しながら削っていきます。
このとき、ブレードよりハンドルの方が思いのほかでかくて不格好だなと感じたので、
ハンドルの形状変更を行っていきます。
AIDA式ナイフメーカーズバイスにナイフをくわえ、
ヒルト裏をフライスで削っていきます。
いい感じにヒルト裏のくびれができました。
これでほぼ完成!なかなかかっこいいですね。
あとは、白くなった部分がまだ角張っているので、耐水ペーパー等で靴磨きのようにして
角を取っていきます。
ここでもさわり心地を常に確認し、かつ完成した時の形をイメージしながら研磨していくのです。
つづく。
ありがとうございました。