鍛造ナイフをつくる⑦
今回作成しているナイフの構造は「ナロータング」というものです。
その中でも今回のものは「ブラインドタング」と呼ばれるものです。
一番単純な構造で、
ブレードの細い部分(タング)を鹿の角(ハンドル)に突っ込み、接着剤で固めたものです。
そんな単純な構造でも、一応、コツというかポイントがあるんです。
今回はそれを紹介します。
今回のナイフの設計図です。
ちなみに上が完成図。下が内部構造図になっています。
この構造がポイント!試験に出るので要チェックです。
ポイントは…
このように↓タングの部分はジグザグに削るのです。
こうすることによって、接着剤が場所ごとにとどまり、固まるようにしているんです。
考えてみりゃ、そりゃそうだよね。
ですが、僕ひとりでやってたら、こんな事やらないかも(そんなことに気がつかないかも)…
サラリーマン時代、偉い上司に「巨人の肩に乗れ」という言葉を教えてもらいました。
先人の知恵や経験を学び、その上に乗って自分のアイデアを生かしていく。
それが早く、そして大きく成長していく上でもっとも大事なことだそうです。
あのときの偉い人、ありがとう!
ってことで、全国の僕のような人のために
今回は、ナロータング(ブラインドタング)作成におけるポイントの紹介でした。
つづく。
ありがとうございました。