親子リレー
先日、お店に小学生くらいの男の子とお父さんの親子がやってきました。
うちのお店に来る子供は、大抵の場合お父さんに連れられて来るので、
あまりナイフに興味がなくすぐに飽きてしまうのが通例なんですが、その子は目の輝きが違うんです。
鋼材見たり、ハンドル材見たり、本を見たりしながらキラキラした顔をして「すげー」とつぶやいていました。
それはまるでショーウインドウのトランペットを羨望のまなざしで眺めるスラムの少年みたいな目でした。
それを見ていた僕は、うれしくなって詳しく話を聞いてみると、
お父さん曰く「僕が25年前に作りかけたナイフが出てきて、それを息子が仕上げると言い出したんです」と。
なんかすごくいいですよね!
オヤジが断念したナイフづくりを息子が引き継ぐ。
きっとこの親子にとってこのナイフはきっと大切な一本になるんでしょうね。
ナイフ屋の心温まる一日でした。
2 thoughts on “親子リレー”
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良い話シーサーですね(^-^)
自分も息子がいるので親父はすげぇ~~~~~~~~~嬉しかったとおもいますね!
あと、文章がうまいっス!!
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>HORIZOさん
深イイですよね!コメントありがとうございます!