銀座ブレードショー2012年7月 展示テーブルなど
一生懸命作った作品を「誰かに見せてみたい」「意見を聞いてみたい」と思うのは、モノづくりをしている誰もがもつ共通の欲求ではないでしょうか。
銀座ブレードショーでは、そういった新人のナイフメーカーのために無料でテーブルを借りて自分の作品を展示することができる「展示テーブル」が用意されています。通常は2名のワクしかありませんでしたが、今回は4名の展示テーブルが用意されました。徐々にナイフショーに参加したい人が増えてきているのかもしれませんね。
展示テーブル作品紹介
今回は展示テーブルに参加した方々の作品をご紹介します。
ナイフメーキングを初めて間もない方、ずっと作り続けていたけどナイフショーに参加する機会がなかった方など様々な境遇の方が出展していました。出展した皆さんに意見を聞くと、みなさん口をそろえて「ナイフショーは外から見るのと中から見るのと景色が違う、出展したほうが断然面白い」とおっしゃっていました。
さて、それでは早速作品をご紹介して行きましょう。
首藤憲久さん
首藤さんはスタンダードなラブレススタイルのナイフを展示されていました。
ナイフメーキングを始めてからまだそれほど経っておらず、展示している本数は3本と少なかったですが、丁寧な作りのナイフに「初心者とは思えない!」という声が連発していました。
良いスタッグも使われているし、ハンドルのシェイプの洗練されていて、すぐにでも売れそうなレベルでした。
成瀬トーマス誠さん
成瀬さんは過去2回都合により参加できていなかったのですが、今回やっと念願の初参戦となりました。
うまくできたものだけでなく、失敗作も展示していて、ナイフ作りを楽しんでいるなーという印象を強く受けました。テーブルに並んだそれぞれのナイフにコメントが書かれてあり、興味深くテーブルを眺めることが出来ました。
カスタムナイフのコレクターでもある成瀬さん。集めるだけではなく、作る楽しさも追求し、ナイフを楽しみ尽くしている感じです!
中里友之さん
中里さんは明るいキャラクターでナイフメーカーの仲間も多く、様々な人からの意見を受け入れながら楽しくナイフを作っていらっしゃいます。
初出展ながらたくさんの作品を持ってきていて、意欲の高さを感じます。
ラブレススタイルのセミ・スキナー。
コンシールドタングや肥後守スタイルなど様々な構造のナイフにも果敢に挑戦していました。
小池憲男さん
小池さんは他の人達がラブレススタイルを作ってくる中、ひとりアートナイフを展示していました。
クロンクのコピーなど難易度の高い作品にチャレンジしています。すごい!
最近ではフォールディングナイフにもその創作範囲が広がっているそうです。
ダマスカス鋼で作ったナイフ/フォークセットなどは高級感あふれる作品に仕上がっていました。
次の主役はあなた
ということで、見応えのある作品が並び、展示テーブルも大いに盛り上がっていました。
今回の出店者の方々はとてもレベルが高く、これらを紹介することで、これからテーブル出してみたいと思っている方ハードルを上げてしまうかもしれませんが、気後れせずチャレンジしてください!
出展テーブルは、同じ趣味を持った新たな仲間を作るキッカケにもなるし、諸先輩やコレクターの貴重な生の意見やアドバイスを貰えるまたとない機会です。荒川知芳さんのように展示テーブルから彗星のごとくナイフショーデビューを飾る人もいます。
これかも、どんどんと新たな新人が参加してくれることを願っています。
展示テーブルの応募はこちら
銀座ブレードショーの展示テーブル参加に興味のある方は下記のURLにアクセスしてください。
ちなみに次回の銀座ブレードショーは来年2月の開催です。
「銀座ブレードショー展示テーブの設置と出展者募集について
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今回の銀座ブレードショーの通常のテーブルのレビューはこちらです
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銀座ブレードショー2012年7月 レビュー