第34回JKGナイフショーレビュー その3
続きます。
重野守さん
海外からの注文が多く、制作したもののほとんどが海外に流出してしまう重野さん。
そんな重野さんのナイフを実際に手にとって見ることができる国内唯一のナイフショーがJKGナイフショーです。
今回、会場をみてまわった時間が遅かったため、すでに重野さんのテーブルのナイフは売り切れてしまっていました。
新材料のスーパーゴールド2を使用したナイフを展示していました。
伊藤裕翠さん
毎度たくさんの作品でテーブルが埋まってしまう伊藤さんのテーブルでよく売れていたのは、評判の包丁です。どのナイフショーでも伊藤裕翠さんのテーブルはたくさんのお客さんで賑わっています。
ハンドルには惜しげもなく高級材料が使われています。
山﨑英雄さん
山﨑英雄さんは、新作のカスタムナイフは会場に展示せず、その場でオーダーを受けるというスタイルでナイフショーに出展されています。
販売しているのは、この金ノコの刃で作った小さなナイフだけです。
坂内好夫さん
フォールディングナイフの坂内さんです。
僕が好きだったのはこのトラッパー。スタッグもあえて細かい模様のものを選択していて、とてもナイフに似合っていました。
また、坂内さんといえばアトランタ・ブレードショーでのベスト・ミニチュアナイフ賞を獲りまくっていますが、その受賞作が展示されていました。
僕が写真を撮ろうとしていると、わざわざパーツを全て広げてみてせてくれました。
あまりにも小さすぎて本人も全てパーツを出すのが大変そうでした。
斎藤博さん
毎回、様々な挑戦をしている斎藤博さん。
今回のテーブで目を引いたのは、蛤刃の包丁と鉈を融合したような形状のナイフ。
ヘビーユーズにも耐えつつ、繊細な使い方もできそうな美しい作品でした。
金井洋一郎さん
昨年のJKGナイフコテンテストで大賞を獲得した金井さんが満を持してナイフショーにデビューしました。
独創的で、ユニークなデザインのナイフがテーブルを賑わっていました。
ナイフを楽しんで作っているのが伝わってくるような作品ばかりでした。
特にこのクラウンスタッグを使ったナイフが素晴らしかった!
宮野一郎さん
こだわりの素材ばかりを使って、最高品質のナイフだけを制作する宮野一郎さん。
今回の新作は、このピンクアイボリーを使用したもの。
着色したわけではなく、素材そのものがこの美しいピンク色をしているんです。
素材に負けない、その加工技術はさすが。
このボルスターの加工は削りだしです。どこから手をつけていったのか想像もつきません。
つづきます。
2 thoughts on “第34回JKGナイフショーレビュー その3”
紹介いただき有難うございます。
お陰様で、ショーの日程を楽しく過ごせました。
今後ともよろしくお願いします。
こちらこそいつもありがとうございます!
今後のますますのご活躍を期待しております。