第35回JKGナイフショーレビュー vol.2
前回のレビューからの続きです。
松﨑猛さん(Takeshi Matsuzaki)
のちの記事でご紹介しますが、今回のJKGナイフコンテストで見事藤本保広メモリアル賞を受賞したのは、この松﨑猛さんでした。
これは、その受賞作と同モデルのレミントンのレプリカ(RS3336)です。インレイされているメダルも複製で原一則氏によるもの。精巧で繊細な作りの素晴らしいナイフでした。
竹内重利(Shigetoshi Takeuchi)
竹内さんは、日本の実銃彫刻の祖である故・小川四郎氏が率いた小川一門の出身の筋金入りの彫刻家。実銃にも彫刻を施す日本有数のプロフェッショナルの彫刻家です。
手彫ならではの繊細な彫りはまさに職人芸です。依頼すればあなたのナイフを芸術品として変身させてくれるはずです。
吉永恒生さん(Tsuneo Yoshinaga)
もしあなたがナイフショーで作務衣姿の人を見かけたらそれはきっと吉永恒生さんです。
波紋の美しいスタッグハンドルの包丁が魅力的でした。
九鬼隆一さん(Ryuichi Kuki)
ディフォルメ・ナイフは九鬼さんの真骨頂ですが、とうとうニューヨーク・スペシャルもディフォルメしてしまいました!ここまでブレードが短いのにダブルグラインドですから、かなり神経を使ってブレードを削ってるんじゃないでしょうか。ぶったまげました。
五十嵐盛人さん(Morito Igarashi)
まるでカメレオンのようにありとあらゆるタイプのナイフに挑戦をし続ける五十嵐盛人さんは、最近の傾向としてフォールディングナイフに力を入れて制作されていました。
吉川英治さん
ラブレススタイルを貫く吉川さんは、気合の入ったスタッグのドロップハンター、セミスキナーを多数制作されていました。このスタッグ、いつか使おうと20年近くも温めた代物なんだとか。鬼気迫る、重厚な雰囲気を持ったナイフでした。
深瀬信夫さん(Nobuo Fukase)
深瀬信夫さんのナイフは、ひと目で深瀬さんのの削り、スタイルだなとわかる個性を持っています。このスタイルこそが山に精通した東京マタギ・深瀬さんがたどり着いた実用的な形状ということなのでしょう。
もうちょっと続きます。
2 thoughts on “第35回JKGナイフショーレビュー vol.2”
ナイフ小僧さん、こんばんは。
先日はどうもお疲れ様でした。
コンテストの作品の引き取り、遅くなってすみません。
明日の夕方、お伺いする予定です。
宜しくお願い致します。
Ben2さん、こんにちは。
了解しました。お待ちしています。