ヤスリでインテグラルナイフを作った記事を掲載しましたが、それを作った方が更なるアイデアを形にしてきました。今度はベルトサンダーがないのにホローグラインドのブレードを削ってきたのです!

ベルトサンダーを使わずにホローグラインド!

写真だとわかりにくいけど、ふつうにホローグラインド!
ただホローにするんじゃなくて、ニューヨーク・スペシャルでそれをやるあたりがさすが。ブレードの削りはパーフェクトな仕上がりです。

 

この角度のほうがわかりやすいかもしれません。何も言わなければヤスリで作ってるなんて全くわからない。

 

どうやってホローにしたのか?

どんなふうにこの加工をしたのかというと、一度フラット・グラインドで削って、そのあと磨き棒と耐水ペーパーでシコシコと削っていったそうです。ホローグラインド用の磨き棒を作る治具は僕が作らせてもらいました。

治具はこんな感じ。木片をバーキングの2インチのホイールで削って作りました。

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この治具を使って、2インチのホイールと同形状の磨き棒を作ります。
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結果、磨き棒がこんな形になるので、この底面の形を利用してホローグラインドにしていくわけです。
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あとはシコシコとフラットの面を削り落としていくのですが、言うは易く行うは難し。片面やるのに#100の耐水ペーパーを3枚くらい使ったとか。すごい情熱ですよね。
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ヤスリだとホローグラインドのナイフは作れない。これでそんな常識はなくなりました。
でもまあ、誰でも真似できることではないですよね・・・(笑)

 

 

3 thoughts on “ヤスリなのにホローグラインドで削った強者がいる

  1. 大門克也 より:

    「リポビタンD」や「デカビタC」の瓶、「塩ビ管」に紙やすりを貼ったものでも結構いけますです。「割りばし」や「焼き鳥の竹串」を削ったやつでもいいです。
    研磨用のディスク・グラインダーの刃を左右に動かすものいいです。

    1. knifekozo より:

      大門克也様
      コメントありがとうございます!
      そんな方法もあったんですね!いろいろ工夫すれば何でもできますね!

  2. 大門克也 より:

    実は、「電動工具(ベルトサンダー)が欲しい」と悶々とした日々を送っておりました。
    でも、こちらの記事で「やる気」を得ました。ヤスリで頑張ります。
    ありがとうございます。

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