今回も数名のナイフメーカーの方と一緒にブレードショーに行ってきます。実際にショーに出展する人たちと行くと、アメリカに挑む緊張感や意気込みを肌で感じることができて、とても刺激的です。ナイフメーカーの方ににとってはコンテストへの参加も緊張感を生むの要因の一つではないでしょうか。
 
 

ブレードショーのコンテストは今年も開催されます

ご存知の方も多いと思いますが、アトランタのブレードショーでは毎年コンテストが開催されています。これまで日本人のナイフメーカーも松﨑猛さん、多松国彦さん、宮前敏行さん、坂内好夫さん、戸崎茂さんなどの方々が数々の賞を獲得してきました。

今年もブレードショーでナイフコンテストが行われます。ブレードショーのコンテストはJKGナイフコンテストのように事前にナイフを集めて審査するのではなく、会場でテーブルを持っているナイフメーカーが応募します。それぞれのメーカーは後述するカテゴリーごとに用意されたテーブルに自身のナイフを置いていくスタイルです。応募したいカテゴリーは自分で決めることができるわけですね。そして、その日のうちに審査が行われて(うっかり審査中のところを覗いてしまったことがありますが、数名の偉い人たちが真剣にナイフを吟味していました)各賞が決定し、翌日には結果が会場に貼り出されれます。

こんな風に。

そんなこんなで、今回、一緒に行くナイフメーカーの方からにテーブル出展者に配られたナイフコンテストの規則を見せてもらう機会がありました。下手な訳ですが訳してみたので資料としてここに載せときます。今後のJKGナイフコンテストの改善などにつながったり、他のナイフショーのコンペの参考になれば幸いです。


 

2017年ブレードショー カスタムナイフコンペティションのルール

特記事項:

以下のルールは2017年ブレードショー・カスタムナイフコンペティションに適用される。ルールに違反した場合、賞に不適格とされます。受賞後に違反がわかった場合は賞を剥奪されます。

What:

カスタムナイフコンペティション 2017年ブレードショー

When:

2017年6月2日金曜日

Where:

午後3:30にセミナールール#104まで、ナイフ(3本まで)を持ってくること。午後4時になったら受け付けません!

出展資格

1) 参加できるのはブレードショーのテーブル出展者に限る
2) それぞれのナイフにテーブル番号を必ず添付すること
3) メーカーは必ず自分でナイフを提出すること。ブレードショー側はナイフについていかなる責任も追わない。
4) 提出するのは2016年6月6日以降に製作されたナイフで、これまでブレードショーからの受賞歴がないものとする。
5) ナイフはイングレーブ、スクリムショー、ファイルワークなどを除き、メーカーの手によるものとする。
6) このコンペティションに参加するものは、これらのルールを承諾したものとする。

カテゴリー

 ベストインショー
 ベストアートナイフ
 ベストタクティカルフォルダー
 ベストコラボレーション
 ベストフィクスドナイフ
 ベストファイター
 ベストユーティリティハンター
 ベストソード
 ベストダマスカス
 ベストボウイ
 ベストフォルダー
 ベストニューメーカー
 ベストミニチュア
 ベストハンドルデザイン
 モーストイノベーティブデザイン
 ベストオブザレスト

ベストコラボレーション:

最も優れた2名以上のハンドメードコラボレーションのナイフ

ベストニューメーカー・カテゴリー:

このカテゴリーはナイフ作りをはじめてから5年以内のメーカーに限る

何本応募できるのか:

3本まで。ただし、1カテゴリー1本とする。(言い換えれば、同じナイフを複数のカテゴリーに出してはいけない)

ベストユーティリティナイフ:

フィールドで使うためにデザインされたハンティングナイフであること

ベストハンドルデザイン:

功利主義的または審美的あるいはそのどちらをも兼ね備えたハンドルであること

ベストオブザレスト:

どのカテゴリーにも属さない刃物(トマホーク、マルチツール、ファンタジーナイフ、ウルなど)

どこでどうやってエントリーするのか:

#104号室のテーブルにカテゴリーを示してあります。該当するカテゴリーのところにあなたのナイフにテーブルナンバーを添えて置いて下さい。

どのようにあなたのカテゴリーをピックするのか:

いくつかのカテゴリーの重複が存在しますが、経験則では各カテゴリーとエントリーされたナイフが合致していれば勝つチャンスがあると思います。

セキュリティ:

#104号室にある間はナイフを守ります。

ナイフ引取り:

審査が終わりましたらナイフ引き取りのアナウンスをします。

それではグッドラック!


ということで、今年も日本のナイフメーカーの誰かが受賞できるんでしょうか?
今から楽しみです!
 
 
 

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