ソルバングでのショーを終えた僕らは、一路リバーサイドへ向かいます。
目的はラブレス工房に行く事です。
ハイウェイをひた走ること数時間、とうとうRiversideの文字が現れました!
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ラブレス工房

ラブレスさん亡き後、工房は最後のパートナーだったジム・メリット氏が使用して、ラブレス・ブランドのナイフを作っています。
お昼ごろに工房を訪ねると、すでに仕事を終えたジムが僕達を待っていてくれました。
ジムは御年76歳ですが、いまだに現役バリバリです。
普段は日の出前の暗いうちからこの工房まで車でやってきて、お昼頃には仕事を終えてしまうそうです。この日は、寝不足でふらふらなのに笑顔で僕達を迎え入れてくれました。
社長と語るジム。
彼の背後にはラブレスナイフのマスターが吊るされています。
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工房はラブレスさんがいた頃とほとんど変わりなく、機械や工具、治具はジムがそのまま使っていました。
整然と並べられたスパナなど。
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年季が入った押し棒などの治具。治具も握りやすいように形状が工夫されています。これぞ職人気質ですね。
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カスタマイズされたバーキングのオプションパーツたち。
よりよい作品を作るために、あらゆる工夫をしていたんだろうと想い起こされます。
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おびただしいほどのベルトが吊るされたグラインディングルーム。
6畳くらいのスペースにベルトグラインダーが3台、バフマシンが2台、サンドブラスターが1台置かれています。ここで、数々の名作が生まれたんですね。
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シースルームは別部屋になっています。
それぞれのモデルに合わせたナカゴのマスターが並んでいます。
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シースの完成を待つナイフたち。現在、シース用のミシンが故障中だそうです・・・
ジムもオーダーが絶えず、現在は注文してから1年待ちの状態です。
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ドロップハンターの呼称について

下の絵はラブレスさんのオフィスに貼られているユニークなものの一つです。
先日紹介したドキュメンタリー映画の中でも語られていましたが、ラブレスの有名なモデルである「ドロップハンター」は、「ドロップポイント」と呼ばれることが多いのですが(実際、僕もドロップポイントと呼んでいました)、実際はドロップハンターが正解なんだそうです。
「ドロップポイント(Dropped Point)」という名称だと下の絵のようなナイフの事になってしまうそうです。
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最後に僕らはジムと再会を約束し、工房を後にしました。
この後、僕たちは車でロスアンゼルスに向かい、東京へ飛び立つことになります。
ということで、ラブレスの映画試写会から始まり、ソルバング・ナイフショーを堪能し、ラブレス工房を再訪した充実のアメリカ出張が終わりました。帰りの飛行機の中、今回の素晴らしい経験と出会いができたこの旅を忘れずにいようと心に誓ったのでした。

2 thoughts on “アメリカ出張記 ラブレス工房再訪

  1. ものずき より:

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    製作途中のシースは興味深いですね。
    ナイフマガジンのラブレス特集などで、製作途中のナイフは見ても、なかなかシースを作ってるところは見た事ないですね・・・なんでだろ?

  2. ナイフ小僧 より:

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    >ものずきさん
    確かにそうですね。ラブレスナイフはシースも凄いから、特集があるといいですねー!

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