彫刻にハマった男たち
マトリックス・アイダは特殊な業種なので、同じ趣味の愛好家ばかりが集まります。
自然とお客さん同士が知り合い、打ち解け合う事もしばしば。
または、ナイフショーなどで知り合って、どちらもうちのお客さんなので、「じゃあマトリックス・アイダで待ち合わせよう!」なんていう感じで待ち合わせ場所になることもしばしばです。
彫刻にハマった男たち
先日もとある二人のナイフメーカーがうちを待ち合わせ場所にして集まりました。
ナイフを作るだけでは飽きたらず、とうとう彫刻にまで手を出してしまった二人です。
二人の名は星山さんと小池さん。ふたりでイングレーブについて楽しく語らっていました。
星山さんは銀座ブレードショーなどを中心にナイフショーに出展しているパートタイムメーカー。
ナイフマガジンなどでもよく作品が取り上げられるのでご存じの方は多いかもしれません。
イングレーブ歴は2年ほどですが、このレベル!
彫刻を始めてからハマってしまい、練習しまくって一気にこれほどまでの作品を彫れるようになってしまいました。
一方の小池さんは先日の銀座ブレードショーでナイフショーデビューを飾ったパートタイムメーカーです。アートナイフなどを作っていましたが、それに飽きたらずとうとうイングレーブの世界に足を踏み入れてしまったそうです。イングレーブ歴はまだ2週間ほど。今は彫るのが楽しくて仕方ないそうです。今後が楽しみですね!
ふたりの悩みは彫刻が面白くてナイフを作ってる暇がないことだそうです。
今や、「彫刻するためにナイフを作ってるみたい」だなんて笑っていました。
いつか二人が彫刻を施したかっこいいナイフをショーで並べてる姿を見れるといいなと思いました。
男の趣味とは、この二人のように新たな目標を探し、挑戦し続けることなのかもしれません。
そんな趣味を持った男は言わば冒険者。
そんな冒険者をそっと陰で支える、ルイーダの酒場のようなお店になれたらいいなと思ったのでした。