業界激震!ナイフマガジンが休刊へ
とても残念なニュースです。
ナイフ業界唯一の業界誌であった、ワールドフォトプレス社の「ナイフマガジン」が今月発売の2014年12月号を持って休刊することになってしまいました。これまで新進のナイフメーカーや海外のナイフ事情を紹介したりするなど、業界にとってはなくてはならない存在でしたが、諸事情により1986年の創刊から続いた28年の歴史を一旦閉じることになってしまったそうです。
近年のナイフショーの盛況ぶりをみると、これからナイフマガジンの存在価値はさらに重要になっていくように思っていただけに本当に残念です。ナイフマガジンに載ることを目指していたナイフメーカーも少なくありませんでした。
これから業界はどうなる?
ナイフに関わる人たちはほとんどが目にしていたナイフマガジンがなくなることで、ナイフショーの告知方法やナイフメーカーの知名度向上策は大きな転換を迫られることになります。ナイフメーカーは当面の間、良いナイフを作るだけではなく、ネットやSNSを活用して自己アピールを上手にしていかなくてはいけなくなるでしょう。他にはディーラーに紹介してもらったり、口コミなど昔ながらの活動も重要なファクターになるのではないでしょうか。
新規客獲得のきっかけとなりうるか?
唯一の業界誌を失うことでナイフ業界が大打撃を受けるのは間違いありませんが、一方でこれまでこり固まっていた情報の流れや広告の掲載先が変わって、新規客獲得のきっかけになるかもしれません。
例えば、これまでナイフマガジンにだけ広告を出していた企業が兄弟誌のコンバット・マガジンに広告を出すようになったり、ナイフショーの広告が別の雑誌に掲載されるようになったりするかもしれません。そうすれば、これまでカスタムナイフという存在を知らなかった人や、興味のなかった客層がその存在に気づく可能性もありえます。ピンチをチャンスに変えられるかどうか、ナイフ業界の盛衰は”今この時”にかかっているのかもしれません。
ナイフマガジンのバックナンバーはこちらから
ともあれ、ナイフマガジンにはこれまでたくさんの素晴らしい記事が蓄積されています。ということで下にナイフマガジンのバックナンバーをまとめておきました。これまでのナイフマガジンで買い忘れや買いそびれなどあったら、今のうちに買っておいたほうがいいかもしれませんね。