ナイフの背中(ブレードバック)に滑り止めのギザギザを入れる


デザインによってはブレードバックなどにサム・グルーヴ(thumb groove)とかジンピング(Jimping)と呼ばれてるギザギザの溝加工をして、滑り止め機能をつけたいときありますよね。こんなの。

この加工をするには専用に作られたチェッカリングヤスリを使います。
写真のような構造のヤスリになっていて、この溝をワークにそのまま映すようなイメージです。

使い方は簡単。
まずバイスにワークを挟みます。挟むときに位置をサム・グルーヴの始点に合わせるようにします。そして、バイスの口金に沿わせるようにしてチェッカリング・ヤスリを動かし、溝を切り始めます。横にぶれたりしないように十分注意します。

ヤスリ一つ分の幅が削り終わったら、ヤスリひとつ分の幅を丸ごと移動するのではなく、最初に入れた溝の1つか2つ分を頼りにして、少しずつ削る範囲を広げていきます。尺取り虫のように徐々に進んで行くイメージです。慌てないで少しずつ歩を進めて目標の位置まで溝を切っていけば、苦労することなくきれいな溝を形作ることができます。

完成したのがこちら。きれいなサム・グルーヴが入りました。

ナイフのブレードバックにギザギザを入れたい方は、ぜひチェッカリング・ヤスリをお試しください。Matrix-AIDAでも販売してます。

チェッカリング・ヤスリ

チェッカリング・ヤスリは溝のピッチによっていくつかサイズがあります。
今回の記事で使用したのはこの#9という一番粗目のサイズのチェッカリング・ヤスリです。

チェッカリング・ヤスリ #9


 
 
 


日立工機・卓上ベルトグラインダーBGM50


この前、「ナイフ作りには場所が必要?いや、なくてもできるかも」というエントリを書いたら、本編の内容よりも「途中で使われていた写真のベルトサンダーはいったい何?どこのメーカーのもの?」という問い合わせを2件ほど受けました。おそらく他にも知りたい方がいらっしゃると思ったので、その正体をご本人に確認してみました。

ちなみにこの写真が、その問い合わせの元になったもの。

日立工機 BGM50

結論から言うと、使っていたのは日立工機の卓上ベルトグラインダーBGM50というものでした。
ご本人曰く、「所々改造していますので元の姿とはかなり変わっていますが…。 ベルト幅のプラテンをネジ留めしてあったり、ローラーのカバーを切り取ってしまったりしてあります。」とのこと。

ベルトのサイズは50mmx710mmで、100v電源で動きます。値段もお手ごろですし、ヤスリ作業の補助的な役割を十分果たしてくれると思うので、ナイフ製作初心者の方がベルトサンダーを選ぶ際の選択肢のひとつといえますね。