Bark River S-T-S-3 (バークリバー S-T-S-3)のリグラインドとハンドル交換


今回ご依頼いただいたのはBark River KnivesのS-T-S-3のブレード形状変更とハンドル交換です。ブレードを全体的に細身に変更してハンドルをブラックキャンバスマイカルタにします。

Before状態がこちら。

 

まずはボルトを外します。マイナスドライバーで簡単に外れます。

 

先にブレードのリグラインドをしましょう。
ブレードの身幅をほそくするのでまずは狙いの寸法まで削ります。

 

そしたらバーキングの出番です!

 

当てたくないところをマスキングテープで養生して慎重に削ります。
フラットグラインドに近いコンベックスグラインドというオーダーなので、まずはフラットに削り、その後コンベックスに成型していく方法をとりました。
バーキングならばオプションパーツの取り付け方次第でホロー、フラット、コンベックスなんでもござれです。

 

リグラインド終了時の形がこちら。身幅がかなり細くなりました。

 

お客様のご希望通り、マイクロベベルをつけずに研ぎ切りました。

 

続いて、ハンドル取り付けです。
取り付ける前にハンドルとスペーサーを接着しておくと作業が楽です。
あと、取り付けた後に加工できない部分(今回だとハンドル前面とひも穴まわり)は先に仕上げておきます。

 

くっつけてあらかた削った状態。だいぶナイフらしくなってきました。

 

9割方削り終わったらシュナイダーボルトを取り付け、仕上げていきます。
こちらが完成した写真。

ハンドルがピカピカで真っ黒になりましたね。

 

というわけで、Bark River S-T-S-3のリグラインドとハンドル交換作業完了です。
あなたもぜひお気に入りのナイフのリメイクをしてみたり、オリジナルのナイフを作ってみませんか?

初心者大歓迎ですので、お気軽にMatrix-AIDAまでご相談ください。
Matrix-AIDA.com
 
 
 


ナイフメーキングのヒヤリハット事例【ナイフの外周研磨作業】


お恥ずかしい話ですが、ナイフ製作中に大ケガをしかかったのでヒヤリハット事例としてご紹介します。

ナイフ作りをしている皆さんは、同じような危険がないように十分注意して作業してください。慣れた作業でも安全確認はおざなりにせず確実に行うことが大切です。ケガをしてしまうと楽しいはずの趣味が一転して「やらなきゃよかったこと」になってしまうので、どんなときでも安全第一で作業するように心がけていきましょうね。

ヒヤリハット事例の詳細

今回のヒヤリハット事例は、ナイフの外周を磨く際に発生しました。
心理的には、少ない時間を見つけて作業を開始したため少し焦っていました。本来ならば自在バイスの口金に直接ナイフを挟むのではなく、皮の端材やゴム板などを挟んでナイフが滑らないようにして固定していますが、この時はそれを面倒くさがってやらずに、直接バイスにナイフを咥えて作業していました。

焦って作業している上にちょっと深い傷があり、力んでタングあたりを磨いていました。

すると…ナイフがバイスの口金の中でくるっと回った!

そしてそのまま顔面に…グサリ!

結果、ここに刺さりました。あと数センチずれていたら眼球に刺さっていたと思うと…本当に恐ろしい。

今回の事故の発生は、面倒くさがってバイスにワークを咥える際に噛みモノをしなかったこと、そしてバイスのクランプが不十分だったこと(ワークが動かないか確認をしていなかった)によるものです。心理的に短い時間で結果を出そうと焦っていたこともその要因の一つです。

ナイフ作りをやる皆さんにも起こり得る事故です。
みなさんも絶対に怪我などしないように、ナイフ作りに向かう際は心に余裕をもって作業をし、作業にかかる際は安全確認を十分行うようにしてくださいね!