毎度ありがとうございます。
前回、ハンドルの取り付けと外形削りまで終了しましたので、ハンドルの荒削りをします。
バーキングに3Mのベルト#60を取り付けまして、ガンガン削っていきます。
しかし、ただ思いのまま削るだけではやっぱりいい形のハンドルはできません。
何事にも「作法」ってものがあります。
今回は、そんなハンドル研削の作法をご紹介です。
①ヒルトの傾斜に合わせて、ハンドルの前部分を削る
②ハンドルおしり側のくびれの部分を削る
③ナイフの背の部分をそぎ落とす感じでつなげる
…すると↓こんな感じに。(言葉で表現するのは難しいですね)
削り作法1
④ナイフのお腹部分を背中側と同様にけずる
↓おーだいぶナイフっぽくなってきました。
このとき(線で左右対称がチェックできるとき)にしっかり対称性を確認しておくべきです。
丸めだすともう迷子になります(^_^;)
削り作法3
⑤丸める
↓握り具合を確認しながら、ほぼ仕上がり寸法程度まで削ってしまいます。
ここらで#120にベルトをチェンジしてます。
削り作法4
この状態になったら、いよいよボルト用の穴をあけます。
次回に続きます。
と、言うことで今回は「駆け足で見るハンドル研削の削り順」でした。
こまかーいコツなどは数え切れないほどありますが…
一番大切なのは
「最終的に目指す形をイメージしながら削る」ってことだそうです。
このことについては、どんなナイフメーカーも異口同音に同じことをおっしゃいますね。
では。みなさんも削ってみてください。そして、こまかーいコツについてはお店に来て聞いてください。
では、ありがとうございました。

2 thoughts on “ペティナイフをつくる⑤

  1. ピノコ より:

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    初めてナイフ作る工程を見ました文章見てもちょっと難しいので写真だけですが…。ってか、通常の包丁としても使えるって事ですよね~?ちょっと包丁より小さめな感じですけど、逆に女の人は使いやすいのかもこれからもドンドン作って頑張って下さい

  2. ナイフ小僧 より:

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    コメントありがとうございます。
    そうです!このペティナイフは、女性に喜ばれるデザインです。
    結構、女性の手に合わせたサイズの包丁ってのはないんです。
    相田義人のこのモデルは、プロの料理人さんからもオーダーを受けて作ったことがあるんですよ!僕が作ったのだと出来が違いますが・・・・

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