ナイフマガジン 2013年6月号
ナイフマガジン最新号が発売になりました。
その中で、人気海外カスタムナイフメーカー「マーカス・リン」の特集はとても興味深いものでした。彼は2004年からナイフ作りを始めて、メーキング歴は若干9年。にも関わらず、バックオーダーを8ヶ月から1年分も抱えるという人気沸騰中のナイフメーカーです。
なぜマーカス・リンが売れっ子になり得たのか
なぜ米国でそんなにも彼の人気が高まっているのか?
その要因について今回のナイフマガジンでは、彼とボブ・ラブレスとの交流エピソードなどを交え、詳らかに紹介されています。
僕がこの記事を読んで強烈に感じたのは、
彼が「自分がほしいと思うものを作っている」ということ。
この単純極まりないことをストイックに続けていることが、彼が売れっ子になり得た要因ではないかと思うわけです。
えてして人間は、目先の売上に目を奪われて、流行に流されたり、奇をてらった「売れそうな」ものを作ってしまいがちです。そこで軸がブレずに、自分の信念に従っていくのはとても難しいことです。一方で一人の男にそこまで一途に作り続けたくなるほどに思わせてしまうデザインを作ったラブレスもまたすごい。
今月号のナイフマガジンには彼の所蔵する珍しいラブレスのナイフや、彼の情熱あふれる作品が多数掲載されています。ぜひご覧ください!
参考:マーカス・リンのホームページ http://www.linknives.com
ナイフマガジン今月号の主な目次
- New Discovery! 福田正孝&島田英承「スカルクラブ」
- マーカス・リン Marcus Lin
- 銀座ブレードショー2013冬
- 日本鍛冶紀行 特別編 ダムに沈む鍛冶屋
- ナイフ・フィールドテスト in 根室
- タケフナイフビレッジ20年の軌跡
- 野に生きる「肉食の旅(熊編)」
銀座ブレードショーの記事なども美しい写真多数ですよ!
ちなみに僕も銀座ブレードショーをレビューしています。お暇ならコーヒ片手にご覧ください。
銀座ブレードショー2013/2月 レビューその1
銀座ブレードショー2013/2月 レビューその2
銀座ブレードショー2013/2月 レビューその3