「シュナイダーボルトの長さが足りない!」を解決した
先日、お客様からSOSの連絡がありました。詳細を聞いてみると「シュナイダーボルトの足の長さが足りない!」とのこと。厚みのある鋼材を使っていたたため、シュナイダーボルトのネジが十分に届かなかったようです。図示したのが下のものです。
このとき鋼材の熱処理はすでに終わっていたので、ボルトのサイズを大きくするために超硬ドリルで穴を広げるしかないか?とか色々と考えたですが、ある方法を思いつきました。それは、両側をキャップボルトにするという方法です。下図のようなアイデアです。
こうすれば、ネジの長さを任意に調整することができるので、どんな厚い鋼材でもハンドル材でも対応できます。
実際にやった方法はとても単純。
1.まずピッタリのネジを用意します。マトリックス・アイダのシュナイダーボルトの場合、M4かM3のネジです。
3.反対側のメスネジを用意して完成!ハンドルの長さに合わせてネジを切って使います。
早速、いくつか制作してお客様に渡したら、見事リカバリーすることが出来て、無事処女作品が完成との連絡が。「よかった!」と思わず声に出て、ホッと胸をなでおろしました。
この方法、現状だともう一組シュナイダーボルトを買うことになりますが、超硬ドリルを使って穴を開け直すよりもリスクもコストも掛かりませんので、もし製作途中でシュナイダーボルトの長さが足りないことなどがあったらお試しあれ!
4 thoughts on “「シュナイダーボルトの長さが足りない!」を解決した”
是が非でも、シュナイダーが使いたかったんですね。身も蓋もない話になってしまいますが、真鍮棒かNS棒を使用すれば、済んでしまうような・・・。
今朝、ご丁寧にお電話ありがとうございました。
コメントありがとうございます。たしかに、その手もありますね!
今回はハンドルに段付きの穴を開けてしまってから気づいたようなので、そのハンドル材を活かすにはこの方法が一番でした。棒をただ刺しただけよりもボルトで締めたほうが安心感もありますしね。
今後もお気づきの点があったらぜひ教えて下さい。ありがとうございました。
おはようございます。
なるほど。いいアイデアですね。
ありがとうございます!
なんとかお客様の処女作品が完成してよかったです!