Marcus Linのハンドルポリッシュとカイデックスシース製作
ジム・メリットに師事し、過去にはナイフマガジンにも特集されてたMarcus Linさんのナイフをお預かりして、ハンドルの磨きとシース製作をしました。
今回のシースはちょっと特殊で、外側も内側もエンボスのあるになるような構造のシースです。
作り方はざっくりこんなイメージ。
- 長短2つのカイデックスを準備
- 先端部分をパンドーで接着(向きを合わせること)
- ベルトループ側を成形
- ハトメ穴の加工など
絵にするとこんなかんじ。
実際出来上がったのがこれ。
見た目は普通な感じですが、前から見ても後ろから見てもエンボス加工。
内側の写真を取り忘れてしまったんですが、内側もボコボコした感じで全面エンボス加工の表面になっています。
実際のところ、カイデックスのこの使い方は結構いい。
エンボスのボコボコ感がほどよい密着度になるのと、ほこりや小さなゴミなどによる傷がつきにくい。カイデックスの使用量が増えてしまうのが玉に瑕ですが。
おまけ
おまけでハンドルポリッシュもしました。元々のナイフは日焼けのせいなのかハンドルがまだらになっていましたが、手磨きで仕上げ、その後ダイヤモンドペーストとバフ研磨をしたら新品のようになりました。
というわけで、今回も光栄にも名のあるナイフメーカーのナイフをじっくりと拝見しつつ作業をさせていただき、まさに役得!本当にありがたいことです。
これからもますます頑張ります。