フローリストナイフを作る 1
今回は、フローリストナイフを作っていきます。
オーダーを頂いてからだいぶ長い間お待たせしてしまい、本当に恐縮ですが頑張って作っていきます。
お客様はいつもは折り畳みのフローリストナイフを使っているそうですが、しっかりとした作りのフィクスドのナイフに変更したいという事でご依頼を受けました。形状は、現在お使いのものをなるべく踏襲して違和感のないようにしつつ、刃長をのばしたりチェッカリングを入れたりと少しカスタマイズをしました。
話し合いを終えて出来上がったのがこの図面。
で、削りあがったのがこれ。
ブレードはフラットで左利きの片刃と同じ形状。フローリストナイフは引いて使うことが多いそうです。鎌のようなブレードをプラテンを使って削りました。(このような内反りのブレードは先端側から徐々にブレードを広くしていくような感じで削っていくとうまく削れます。カランビットなども同じ)
1000番まで磨いて、ひと段落。これから熱処理へ送ります。
と思っていたんですが、ブレードバックにチェッカリングを入れるのを忘れていたことに梱包する直前に気づく!慌ててチェッカリングを施しました。あぶなかった…(製作前に必ず図面を確認しましょう)
最終確認OKなので改めて熱処理にGOです。