テックロック装着の位置

結論から言うと、この写真のように3つの穴をあければテックロックを3段階の角度調整が出来るようになります。大きな間隔 1-1/2″(38.1㎜)はテックロック・ラージの穴位置、小さな間隔 7/16″(11.12㎜)はテックロック・スモールの穴位置と適合しています。

この穴位置にすれば下のようにテックロックを装着することができるようになります。(画像動きます)

これまでの課題

これまでは2つの穴で縦と横だけに取り付けるようにしていましたが、縦にテックロックをつけて装着すると位置が高くなりすぎてナイフの抜き差しがしにくく、オプションパーツを取り付けてナイフの取付位置を低くする必要がありました。

黒いパーツがオプション。シースの高さを調整するために取り付けています。

今回ご紹介した穴位置を利用してテックロックを斜めにつけると、抜き差しのときの肘の位置が低くなり、圧倒的に楽になります。下図参照。

縦につけるとナイフの位置が高すぎてひじを上げないとナイフが抜けない。斜めならスムーズに取り出せる の図。

穴あけ治具

シースにテックロック用の穴明けをする場合、テックロック本体をバイスグリップで固定して現物合わせであけていました。しかし3穴の場合、テックロックを一度外す必要があるため、位置合わせが案外面倒くさく、位置がズレて穴がヨタヨタしてしまうこともしばしば。というわけで、治具つくりました。

G-10の端材に穴開けただけの簡素な治具ですが、これで十分。作業が一気に楽になりました。

Kydex用穴あけ治具。G-10の端材でつくりました。

今回はテックロックを装着する際に便利になる穴位置をご紹介しました。
シンプルな二つ折りのカイデックスシースを作る際にぜひ参考にしてもらえれば幸いです。

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