JKGナイフショー2012レビュー その3
つづき。
他のテーブルはこちらからご覧ください。
JKGナイフショー2012レビュー その1
JKGナイフショー2012レビュー その2
伊原賢治さん
スムーズなアクションのフォールディングナイフが大人気の伊原賢治さん。
最近ではアメリカの大手ディーラーにもナイフを納めており、ワールドワイドに活躍しています。
G-10の印象が強い伊原さんですが、今回は人工大理石、デュポン・コーリアンを使ったものも制作されていました。
深瀬信夫さん
東京マタギとして有名な深瀬信夫さん。
実際に山で活動される経験が生かされた形状のナイフは使いやすさを追求した形状になっています。
ブレードの細工も凝っていて、とても美しい。
加藤清志さん
ニッケルダマスカスの加藤清志さん。
美しいファイティングナイフがすごい存在感で迫ってきます。
ただ高価なナイフだけでなく、比較的買いやすい値段のナイフもラインナップされていて、購入者に選ぶ楽しさを提供してくれています。これはコレクターにとっては嬉しい心遣いです。
松井透さん
有色ダマスカス鋼を使用したシンプルなデスクナイフがとても綺麗でした。
藤田守さん
独特な和のテイストをカスタムナイフの世界に取り入れている藤田さん。
今回圧巻だったのはこのナイフ。
なんとブレードに富士山の彫刻を施してあるのです!
吉永恒生さん
迫力満点の鍛造ファイティングナイフ。
アイボリーとスタッグを使った、高級感溢れる作品でした。
田代雅之さん
竹をモチーフにしたダマスカス鋼のナイフ。
こういうおしゃれなナイフをデスクに置いておくと紳士な感じですね。
水野清介さん
ものすごい切れ味がよさそうだった包丁。
ブレードをワイヤーブラシで荒らすことでこの自然で美しい風合いを出しているそうです。
素材を活かすことを意識した結果がこの包丁だったそうです。
吉川英治さん
吉川さんのテーブルにはまだ作りかけのナイフが置かれていました。
完成品しか見ることができないのが普通のナイフショーにおいて、作業中のものが見れるのは貴重な出来事かもしれません。
このナイフに使われていたのはクラシックマイカルタ。
ピカピカに磨き上げるよりも、荒削りな状態の方がカッコいいかもなんて吉川さんと盛り上がりました。
研磨前。
研磨後。あなたはどっちが好きですか?
斉藤博さん
斉藤さんの最新作はこちら。
斬新なデザインのナイフでした。斉藤さんの作品は作りがとても丁寧で真面目な印象を受けます。
道中俊明さん
ベテランナイフメーカーの道中俊明さん。
今回圧巻だったのは、D.E.ヘンリーのボウイナイフの1/1コピーです。
全く隙のない、完璧な仕上がりでした。
下はブレードバック側の画像。正確なグラインドには目を見張るものがあります。
伊藤裕翠さん
所狭しと並べられたのは高級素材をふんだんに使った伊藤裕翠さんのカスタムナイフ。
ダマスカス鋼で、マンモスやら象牙やらを惜しげもなく使う伊藤さんの作品は、とても個性的で、多くのファンがテーブルで足を止めていました。
高本龍雄さん
高本さんというより、”Parkside”といった方が知っている方は多いかもしれません。
実物をご覧になるとわかりますが、どこから見ても隙のない、丁寧で繊細な作りのナイフばかりが展示されていました。うーんうまい。
渡辺隆之さん
今回、ベスト・イン・ショーを獲得したのは渡辺隆之さんでした。
すごく面白かったのはこのナイフ。
なんとシースナイフのおしりがフォールディングナイフになっているのです!
前田良夫さん
前田さんのテーブルで気になったのはこれ。
どういうふうにデザインしてるんですか?と聞いてみると、「これは半端になった鋼材をそのままナイフにしてしまった」そうです!アイデアさえあれば端材も立派なナイフになるもんですね。
鹿山利明さん
東京ナイフの重鎮、鹿山さんのテーブルはショーが始まるとあっという間に買い手がついてナイフを見ることができません。僕がショーを見て回る初日の午後に残っていたのはこの1本だけでした。
奈良定守さん
奈良定さんはストック・アンド・リムーバブルでナイフを作るだけではなく、鍛造も勉強されているそうです。
こちらは加藤清志氏のブレードを使用したナイフ。渋い仕上がりでした。
このナイフのシースは、実は僕が雑誌「渓流」で紹介させていただいたシースの作り方で作ってくれたそうです。あれ読んで作ったよ!といってもらえて嬉しかったです。へへ。
ちなみにこの雑誌です。興味があればぜひお読みください。
カスタムナイフ図鑑なんかあってとても興味深いですよ
横山哲夫さん
横山さんのテーブルにもニューヨークスペシャルが。
オリジナルにできるだけ近づけたいという意志を持って作った作品だそうです。
先端に伸びるブレード中央のシノギの線がまっすぐになっているのが特徴だそうです。
マトリックス・アイダで人気のイミテーションパールを先駆けて付けてくれたのが横山さんでした。
赤いスペーサーを使うとこんなに綺麗なハンドルになります。
古藤好視さん
古藤さんのテーブルも肥後守スタイルの作品が沢山展示されていました。
その中でも目を引いたのがこの遊び心溢れる作品。
おしりが魚になっています。
シースに入れるとまた面白い感じになります。
安永朋弘さん
インターフレームのフォールディングナイフを作るメーカーさんは少ないので、安永さんのテーブルにあるような高品質のインターフレームのフォールディングナイフを見ると楽しくなります。
動きもスムーズで、素晴らしい出来栄えでした。
松田菊男さん
大人気の松田菊男さんのブース。
迫力満点の作品が多く並べられていました。多くのファンが食い入るように作品を見ていました。
以上で全テーブルの紹介は終了です。
お客様も多数みえて、北は北海道から南は鹿児島県まで本当に全国からナイフファンが集まって来てくれた、素晴らしいショーでした。
今回、ナイフショーに来られなかった方も、ぜひ次回はJKGナイフショーに行ってみてください。
後悔はしないはずですよ!
※この他のテーブルはこちらで紹介しています。
JKGナイフショー2012 レビュー その1
JKGナイフショー2012 レビュー その2
2 thoughts on “JKGナイフショー2012レビュー その3”
SECRET: 0
PASS:
写真で見て改めて皆様の作品に圧倒されます。
昨日お伝えしましたとおりブログリンクさせていただきました。
SECRET: 0
PASS:
>洋さん
ありがとうございました。こちらもリンク貼らせて頂きました。これからのご活躍、お祈りしています!