カイデックスでバイクのオプションを作る
先日、うちでカイデックスを買っていってくれたお客様が、自作したものを見せにお店によってくれました。
こういうふうに完成品を見せてもらうのは何よりの楽しみです。素材売ってるだけじゃ面白くないですからね。
「完成品見せに来ましたよー」と手ぶらで入ってきたお客さん。一体何を作ったのか聞いてみるとおもむろに外に出るよう促されました。
見せてくれたのがこれ。
バイクのテールランプのステーを3mm厚のカイデックスを使って作ったのです。
このお客さんはバイクでラリーをやるのですが、カイデックスのほどよい弾力が衝撃を吸収してくれて絶妙なんだとか。
3mmのカイデックスを3枚重ねにして、構造にも工夫が見られます。
そしてバイクの前方に目を移すと、なにやらカーナビのようなものが。
これはラリーのときに道に迷わないように装備されているコンピュータ(計測器)です。それのカバーを2mm厚のカイデックスを使用して作っていました。
このカイデックスのカバーのおかげでラリーの激しい動きにも耐えられるそうで、重宝しているんだとか。
ナイフのシース用として取り扱うようになったカイデックスですが、アイデア次第ではこういった別分野でも活躍できる可能性をもった素材なんですね。改めてその面白さに気づかせてもらいました。