カイデックスと合皮を融合させた強者がいる

カイデックスベースの合皮シース

前回の記事、ヘチマでナイフのハンドルを作った強者がいるに続く、強者ネタです。

このヘチマハンドルを完成させた人物、カイデックスと合皮でできたシースも作っていました。
どういうものかというと、これ。
カイデックスベースの合皮シース

カイデックスの両面に合皮を貼り合わせています。
だからシース内部は合皮。一見するとカイデックスを使用しているとは思えない感じ。
合皮シース

そして、コバはカイデックスの地が見えるといった感じです。
デザイン性が高く、配色もおしゃれです。
コバ

この方法を使えば、街で見かける様々な種類の薄い合皮素材を使うことができるようになります。
ヘビやワニなどは本来であれば高価なものですが、合皮ならば簡単に安価で手に入りますよね。
このやり方さえマスターすれば、あなたのシースデザインの可能性が広がるかもしれません。

じゃあ、どうやって作るのか?本人にやり方を聞いてみました。
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スウィンガータイプの袋シースを作る


ヒルトレスナイフの袋シースを作ります!
ヒルトがないタイプのナイフは引っ掛かる場所が無いので、袋シースにします。
では、早速袋シース(今回はスウィンガータイプ)の作り方をご紹介します。

1. 型を切り出す

今回はマトリックスアイダで売っている袋シース用の型を使用します。
ただ、今回作ったナイフには少し大きすぎるのでちょっと加工します。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
中心がずれないようにしてこんな感じにすることにしました。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
型通りに慎重に切り出して、コバをコバ削りナイフで綺麗にします。
ナイフ小僧のブログ-袋シース

2. ナスカン部分を仕上げる

次にナスカン部分を仕上げます。
皮を折り曲げて、位置決めをしてハンマーで叩いてしまいます。曲がらないように注意します。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
次にこれをダイヤボンド#800でくっつけます。
その前に皮の銀面をはがしてくっつきやすくします。

ナイフ小僧のブログ-袋シース
↓こんな風にして両側にダイヤボンドを塗ってくっつけます。(この時ナスカン通し忘れると悲劇)
ナイフ小僧のブログ-袋シース
くっついたら菱針で穴をあけ、縫ってしまいます。

3. ウエットフォーム

ここまで来たら下準備は完了。
つづいてウエットフォームをします。皮を濡らしてヘニャヘニャにしてナイフを挟みこみます。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
ナイフを挟んだら、皮をしごき倒してナイフの形ぴったりにします。
これを甘くするとスカスカのシースになってしまうので、これでもかッっというつもりでしごいてください。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
うりゃ!!
裏側が終わったら次は正面。これはバイスで挟みます。この時も寸分のナイフとシースにスキマも与えてはいけません。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
こんな感じになりました。
ナイフ小僧のブログ-袋シース

4. いらない部分を切り落とす

続いては接着剤で縫う部分をくっつけます。
このとき、ナイフギリギリのところに接着剤を塗るようにします。(写真の赤部分)
縁がきちんとくっついていないと、縫うときの穴がまっすぐに開かず苦労します。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
接着剤を塗ったら、このように際をしっかりとくっつけます。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
次にいらない部分を切り落とします。
スプリングコンパスを使って切り取ってしまう部分に印をつけていきます。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
ケガキに合わせていらない部分を切り落としました。ちょっと上の部分が危なかったですね…
ナイフ小僧のブログ-袋シース

5. 縫う

パンチャーや菱針で出来るだけナイフに近いところに印の穴を開け、千枚通しで穴を貫通させます。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
穴が開いたらいよいよ縫い合わせます。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
上手に縫えました!

6. 仕上げ

まず先端部分のいらない部分を切り落とします。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
上部も同様。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
コバをコバ削りで整形します。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
コバをなめして表面を綺麗にします。
ナイフ小僧のブログ-袋シース
最後にシース表面にニートフットオイルを、コバにエッジワックス(やエッジコート)を塗り、乾燥させたら完成です!
ナイフ小僧のブログ-袋シース
こんな感じで、ナイフのイメージにぴったりのカッコいいシースが完成しました!
結構簡単でしょ?あなたも是非袋シース作りに挑戦してみてくださいね!!
ありがとうございました。