第34回JKGナイフショーレビュー その2
第34回JKGナイフショーレビュー その1の続きです。
宮前敏行さん
関アウトドアズナイフショーで見事受賞した宮前敏行さんの作品です。
ジョセフ・ロジャースのクリスタルパレス。16丁出しの超大作。それだけではなく、なんとミニチュアもセットです!
実はJKGナイフショーに参加するのは初めてだったとか。なんとも衝撃的なデビューです。
松﨑猛さん
松﨑猛さんの最新作、シープフット。
さすがベテランナイフメーカーです。シンプルでごまかしの効かないデザインなんでしょうが、そこはさすが。
非の打ち所のない、完璧な出来栄えでした。
武藤美彦さん
今年でナイフメーカー歴25周年を迎えた武藤美彦さんは、この節目の年に見事「ベスト・イン・ショー」を獲得しました。
フィッティングは全てシルバー、ハンドルは象牙です。
ヒルト部分の緻密な作り込み、そしてこの「美しい」としか言いようのないブレードの立ち上がりの削り。
凄まじいまでのグラインド技術です。
井原行生さん
井原さんのテーブルで思わず手にとってしまったのがこのペティナイフ。
ものすごくシンプルで飾り気はまったくないんですが、ハンドルの形状が絶妙でした。
丸め方がすごく僕の好みで、いつまでも触っていたくなるような、そんなハンドルでした。
九鬼隆一さん
九鬼さんの今回の新作はデフォルメしたサブヒルト・ファイター。
何とも愛らしいフォルムをしています。
見た目はかわいいけど、ものすごいグレードの象牙が使用されていました。
吉永恒生さん
ワイヤーダマスカスのブレードがきれいでした。
毛皮のディスプレイもおしゃれですね。
成恒正人さん
この前のナイフマガジンに掲載されていた成恒正人さんの新作、チャーリー・バードです。
オリジナリティあふれるデザインで、ハンドルに埋め込まれた羽の彫刻も見事でした。
ナイフマガジンに掲載されていたものの実物を手にとることができるのが、すごく嬉しい体験でした。
これはナイフショーならではの体験といえるかもしれませんね。
久保康彦さん
久保さんはもちろん自分で鍛造しているのですが、今こだわっているのは、日本刀のように熱処理の時に土置きをしてブレードに波紋を出すようにしていることなんだとか。
このナイフのブレードにもうっすらと波紋が浮き上がっていました。
つづきます。
会場を全部紹介したらその5くらいまで行きそうです。
2 thoughts on “第34回JKGナイフショーレビュー その2”
その5、その6、 楽しみにしてます。
ありがとうございます。頑張ります!