前回前々回のつづき。

松田菊男さん

開場すると同時に、多くのお客さんがキクさんのテーブルになだれ込んでいきました。
僕が会場をまわる頃には、キクさんのテーブルにあったのナイフの多くが売れてしまっていました。
今回、驚いたのはこの超大型ナイフ「ヤマセミ」。
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なんと鋼材の厚みが10mmもある!
鋼材の厚みもさることながら、ハンドルの削りが紙一重の所で収まっているのがすごい。
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橋本庄市さん

人気者の橋本さんの最新作はこちら。
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ハンドルは自作のマイカルタ的な樹脂素材。色合いが怪しげで素敵です。
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ブレードのバック側の鋼材がねじれています。
鍛造と溶接を巧みに使い、独特な世界を表現しています。
海外持って行ったら評価高いと思うなあ。
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この作品のシースは、松田菊男さんのお弟子さんがカイデックスで作るかもしれないそうですよ。

藤田守さん

作品ひとつひとつにストーリーを持たせる藤田さんの新作は、これ。
ナイフの真ん中についた赤い玉は、ベネチアンガラスのビーズです。
ベネチアンガラスには700年以上の歴史があるんだとか。
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光に当てると、透き通った美しい輝きを放ちます。
くるくる回すこともできます!
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山本宣弘さん

この美しいマンモスがついたナイフがすごくかっこよかった!
シンプルなナイフゆえに、素材が活き活きとしています。
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山村信彰さん

今回は唯一のナイフ以外の展示となった山村さん。
いつも男らしい、レザーカービングのアイテムを持ってきて驚かせてくれます。
ティッシュボックス!
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ハーレーの椅子カバー!
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どれも文句なしでカッコイイ!
オーダーすればナイフのシースも作ってくれるそうですよ。

多松国彦さん

比較的大型のファイティングナイフが並ぶ多松さんのテーブルは、いつもゴージャス。
僕が好きだったのはこのユーティリティー。なんというか、ナイフらしいシルエットで好きです。
キャンバス・マイカルタをチョイスしたのもすごく好み。
多松さんの人柄がでているのか、とても上品なナイフでした。
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荒川知芳さん

荒川さんは、なにやら怪しげなハンドル材を使っていました。
Stixというもので、木の枝を輪切したものが樹脂で固まったような感じです。
なにか不思議な模様でした。
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ウルトラQのオープニングっぽいwうーん、おもしろい。
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展示テーブル

銀座ブレードショーでは、毎回、はじめてナイフショーに出る人のために「展示テーブル」なるものが用意されています。
展示テーブルでは、販売は出来ないものの模擬的に自分のナイフを展示することができます。
これまでも、たくさんのナイフメーカーがここからデビューしています。
今回は、このブログでも何度か紹介した”Rock Edge Works”こと武市広樹さんが展示テーブルで華麗なるデビューを飾りました。

武市広樹さん

武市さんは、そのルーツと経歴を生かしてタクティカルナイフをメインに制作しています。
オリジナルデザインも得意で、このタクティカル風・出刃包丁「タクティーバ」は展示テーブルながら複数の引き合いがあったとか。
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タクティカル路線に軸足を置きつつも、ラブレススタイルでアレンジしたりもしています。
今後が楽しみなルーキーの登場となりました。
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ということで、今回の銀座ブレードショーのレビューは終了です。
今回、紹介しきれなかったナイフメーカーさんも素晴らしい作品ばかり出展されていました。


出店希望者、来場者数が増え続け、注目度が上がり続ける銀座ブレードショー。
次回は、来年2月開催です。ぜひ次回は実物を見に、触りにきてくださいね!

このほかの作品はこちらでチェック!

以前のレビューはここから見てくださいね。

銀座ブレードショー2013 7月 レビュー1
銀座ブレードショー2013 7月 レビュー2


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