前回は楽しいナイフを紹介しましたが、今回はすごい技術を持った人たちをご紹介します。
どれも独創的で、かつ技術的にも素晴らしい物ばかり。やはり世界は広い!
 
 
 

William Tuch氏の美しいフォールディングナイフ。あまりにも美しいデザインに思わず目を引かれました。この飾りはすべてヤスリで整形したんだとか。フレームのミラー仕上げも完璧でした。
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Mike Williams氏の作品。この美しいダマスカスはもちろん自分で鍛造したもの。こういった迫力あるボウイナイフは日本ではなかなかお目にかかれませんね。彼は今年、ベスト・ユーティリティハンター賞も獲得しています。
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フレームロックのフォールディングですが、このフレームはなんと1つの素材から出来ているんです。インレイも完璧だし、動きもスムーズでした。恐るべき加工技術です。このナイフの作者はThierry Svidan。
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これが今年のベスト・アートナイフを獲得した作品です。
馬をモチーフにした美しいナイフでした。なんと作者はうら若き女性ですが、鍛造なども全て自分でやっているという筋金入りのカスタム・ナイフメーカーでした。恐るべし!
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この他、独創的でファンタジックなナイフも展示されていました。
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ライナーをインテグラル構造にすることにこだわっているというCraig Brewer。価格もこなれていて良い感じです。
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これがめちゃくちゃカッコ良かった!DesRosiers KnivesのAdamの作品。
ダマスカスブレードは自分で鍛造したもの。デザインもいいし、仕上げも丁寧でした。もちろん2日目には完売していました。これだけの仕事ができて、まだめちゃくちゃ若いんです、この人。向こうのABSに所属している人たちの鍛造技術のは驚くべきレベルです。
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ちょっと名前忘れてしまいましたが、すごくファンシーなラブレススタイルのサブヒルトファイター。
ブレードの仕上げがストーンウォッシュという方法だそうで、ヘアラインとも違ってカッコ良かったです。こういう仕上げ方もあるんですね。
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ベスト・タクティカル・フォルダーを獲得したBraian Nadeauの作品。
タクティカルというカテゴリーですが、装飾性が高く、アートやコレクションアイテムとしても通用しそうなきめ細やかな仕上がりの素晴らしい作品でした。動きも超スムーズ!
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これ作者を失念してしまったのですが、スケルトンのライナーロック・フォルダー。文句なしでカッコいい!
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ベスト・フィックスド・ブレードを獲得したJohn Whiteさんの作品。
Johnさんは、昨年ベスト・イン・ショー、ベスト・ダマスカス、ベスト・ボウイを総ナメにした超実力者です。ですが、とても優しい人で、「おめでとう!」と言いに行くと、「受賞したの見たい?ついてこいよ」とわざわざ受賞作品のあるところまで連れて行ってくれました。
これがその受賞作。
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5種類のダマスカススチールを鍛造したんだとか。その技術力には舌を巻くのみ。
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というように、さすが世界最大のブレードショー。恐るべき技術を持ったナイフメーカーたちがしのぎを削り合っていました。さすがナイフ大国アメリカですね。振り返ってみてもやっぱり楽しかった!
 
 
 

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