閲覧注意です。血とか解体とか、動物の死体などが苦手な方はご覧にならないで下さい。

 

相田義人のお客さんでハンターの海野さんが、今朝丹沢でとれたばっかりのメス鹿を持ってきてくれて、捌き方をレクチャーしてくれました!都会っ子で、なかなかこういう機会に恵まれない僕にとっては超ラッキーな経験をすることが出来ました。ナイフを売ったり作ったりしているけれど、あまり本格的に使うことがないので、僕にとってはすごい経験です!

 

工房に吊るされた鹿。
すでに血抜きと内臓取り出しはしておいてくれて、皮のはぎ方から丁寧に教えてくれました。
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簡単なレクチャーのあと、早速スキニングをさせてもらいます。ナイフは小僧作の3.5″ドロップハンターです。
胸の方から後ろ足の先端に向かって切れ目を入れ、靴下のように先端の皮を残して切り落とします。
ドロップハンターの先端付近をこまめにストロークさせて切り開いていくと面白いように皮が剥がれていきました。
「おおー切れる!」と感動してるの図。
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ビローンと剥け始めてきました。面白い!
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次に、背ロースを切り取ります。腰の付け根あたりから背骨に沿わす感じで切っていきます。
鹿の肉は部位ごとに筋膜で覆われているので、それを破らないように、ひとつひとつ分解していくイメージです。
切るというよりも分けていく、各パーツ分解していくような印象です。

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この後は、内ロースを取り、前後の足を各部に分けていきました。結構スムーズに作業を進めることができて、海野さんにも「初めてにしちゃ筋がいい。普通は肉をボロボロにしちゃうからね」と褒めてもらって、すげー嬉しかったです。

 

ドロップハンターを使った感想としては、刃が婉曲しているため、皮を剥ぐ作業で最初に切れ目を入れる際に、奥までつく刺さりにくく、肉まで傷つけてしまう事が少なく、スムーズに切れ目を入れることが出来ました。やはりラブレスのドロップハンターのデザインはハンティングに向いているんだなと実感しました。
実はセミスキナーとかも持っていったのですが、解体に没頭しすぎて最初から最後まで同じナイフを使い通してしまいました。

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今回はハンターさんの指導のもと実際に自作ナイフを使うという素晴らしい経験をすることが出来ました。鹿に感謝しつつ、このすばらしい経験を自分の中にしっかりと刻み込み、今後の糧にしていきたいと思います。そして、また機会があれば違ったデザインや鋼材を試してみたいです。

 

 

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