相田義人のインテグラル・セミスキナー製作途中の姿を公開します
先日、相田義人がオーダーで製作中のインテグラル・セミスキナーの研削が終わりました。
インテグラル・ナイフとは、一枚の厚い鋼材を削り出して作られたものです。少しずつフライス盤を使って削り出すため、作業時間がかかり、なおかつ精度も求められる、作るのがすごく難しいナイフです。
今回は熱処理前の姿を撮影することを許してもらったので、せっかくだからあなたにも製作途中段階の姿を公開しますね。では早速見ていきましょう!
これが全体像。このモデルはお客様の希望によりヒドゥンボルト(隠しボルト)で、スタッグがつく予定です。
エンドミルの研磨痕が残っていて、渋いです。ツールマーク萌えする人にはこの姿はたまらないですよねw
ボルスターにある大きな穴には正確に削られたアイボリー・マイカルタが埋め込まれます。
ボルスター部分の上下には格子状にチェッカリングが刻まれています。これもカスタムオーダーです。
ボルスターの内側に格子状にチェッカリングを入れるのはどうやるんだろうか?
もちろん、タングはテーパータングになっていておしりに向かって薄くなっています。
ヒドゥンタングの構造のヒントにもなりますね。
これから熱処理が施され、完成に向けてスピードアップしていきます。
最終的にどんなナイフになるんでしょうねー。楽しみです!