マトリックス・アイダは東京都の端っこにある小さなお店ですが、ナイフ好きなお客様は日本全国色んな所に住んでいます。
お店に来てくれるお客様とは色んな技術について教えてもらったり、ショーでの面白い出来事などを話したり、作ったナイフを見せ合ったりすることが出来るのですが、地方のお客様とはなかなか交流ができません。

遠いけれど大切な心の交流

ただ、中には直接会ったことは無いけれど電話で話したりメールでやりとりしたりしているうちに親密になってくださるお客様もいて、本当にありがたいことです。

先日、そんなお客様の一人から名入れのためにナイフをあずかりました。
送られてきたナイフの他に工房の写真なども入っていて、「こういうところで作ってるのか!」と今まで以上に親密感を覚えました。その後お電話も頂いて、送ってもらったナイフのストーリーなどを教えてもらい、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。うちのお店は通信販売で買ってくださるお客様が多いので、なかなか顔の見えない商売ではあるものの、こういった心の交流を今後も大事にしていきたいなと思いました。

山本修ニさんの作品紹介

さて、ということで今回はそんなお客様、山本修ニさんにナイフの写真を掲載することを快諾いただいたのでご紹介します。
山本さんは関西に住んでいるホビーメーカーです。
これまでは会社の機械工具を拝借することができて、なんとかホローグラインドのナイフを作ることができていたそうですが、定年を迎え、これからはヤスリ作業に戻ってフラットグラインドのナイフを作っていくと心に決めたそうです。

そんな山本さんの作品がこちら。
どれも細部まで丁寧に仕上げていて、その人となりが現れているようです。
ナイフって不思議と同じものを作ってもその人の味が出てしまうもんなんですよね。

ハンドスケルペルを人工大理石でつくったもの。上品な雰囲気が漂います。
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スタッグ(鹿角)の先端部分をうまく利用したハンドル。
玉ねぎで染めたというハンドルも見事な琥珀色です!
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3度の失敗を経て完成したというインプルーブドハンドルのセミスキナー。
シースもかなり作りこんでいて、渾身の一作というのがビンビン伝わってくる力作でした。
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ナイフ好きの仲間との交流として、こういったアナログ的な手紙や電話、そしてモノのやりとりもいいもんですね。
これからもこういった輪を大切にしていきたいと思います。
もし良かったら、あなたの作品もうちに送ってくださいね。
僕らも仲間です。ぜひ仲間同士でたのしく交流していきましょう!
 
 
 

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