第36回JKGナイフショー レビュー1
第36回JKGナイフショーは大成功のうちに終了しました。
さて今回もナイフショーで見つけた素晴らしいナイフをご紹介していきます。
渡辺隆之さん
R.W.Lovelessの人気モデルニューヨークスペシャルのコピーとフォールディングナイフにアレンジしたものを素晴らしい品質の象牙ハンドルで製作されていました。上品でありながらも遊び心が感じられます。
築地正晴さん
弥生土器風のハンドル、シースはひと目で築地正晴さんの作品だとわかってしまいます。緻密な計算の上で彫られた模様は圧倒的な存在感です。ブレードはD-2を黒染めしたもの。これもハンドルと調和が取れていて素晴らしいのですが、別の染め方や加工方法、素材選定など、まだまだ改良が加えられていくとのこと。楽しみです。
重野守さん
日本のショーにはなかなか顔を出しませんが、JKGナイフショーには必ず出展されています。
主要なナイフはすてアメリカ市場に流れていってしまうようです。
重野さんのイメージはダブルグラインドのファイターやブーツナイフを製作している印象が多いのですが、このドロップハンターはデザインも仕上がりもいい!
山本宣弘さん
一見インテグラルドロップハンターですが、ヒルトとエンドボルスターで構成されています。インテグラルはその加工の難しさから高価になりがちですが、こういった顧客に寄り添うアイデアも素晴らしいですね。
松﨑猛さん
驚くなかれ、このフィックスド・ナイフに見えるドロップハンターは、実はフォールディングナイフなのです!
遊び心満載のR.W.Lovelessフォルダーです。
ロックバーが割れている珍しいロックを採用しています。古くからあるロックなんだそうですが加工は面倒くさくて大変なんだとか。
坂内好夫さん
最近はアトランタに参加されていないので受賞がなく残念ですが、このミニチュアを見る限りまだまだ現役!
アップで撮るともはや普通のナイフですねwすごすぎる。
九鬼隆一さん
独特の世界観でユニークナイフを作り続ける九鬼隆一さんの最新作は、ご本人曰く「和洋折衷」のこのタントー風ナイフです。
シルエットは日本風でありながらテイストは洋風のナイフというもの。シースも特別誂えです。
永田征雄さん
アーティスティックなオリジナルデザインのフォールダーですが、動きは軽快な永田さんのナイフ。ハンドルの素材などもこだわりぬいて選定しているだけあって象牙やスタッグなど良い物ばかり。
成恒正人さん
ニューヨークスペシャルには珍しい、おそらくデッドストック品のキャンバスマイカルタがついていました。雰囲気がめちゃくちゃ良かった!
「ラブレス完全読本」に掲載されていたアップ・スウェプト・スキナーのレプリカ。スタッグもものすごいいいものがついてました。うーん名品!
黒沢次男さん
相変わらずのおもしろナイフの安定感。みているだけで楽しくなってしまうのが黒沢さんのテーブルですね!
レビューは次回に続きます。