うちのお客様のKさんはナイフ製作歴5年ほど。ナイフ作りはすごく上手で、丁寧で綺麗なナイフを作る方なのですが、ナイフショーに出展したりはせず、休日などにマイペースで製作しているパートタイムメーカーです。自身も釣りやキャンプを楽しむので、自分や釣り仲間のためにナイフを製作していました。

そんなKさんでしたが、ある時、懇意にしているオートバイとアウトドア用品と雑貨を扱うお店に自身の作ったナイフを商品として置いてもらえることになりました。

ヤマメ用ナイフ

Pastimeというその雑貨店とのコラボレーションでうまれたのがこのヤマメ用のナイフ。小さめのフィッシングナイフで、ハンドル材はどれも天然の木材で、あたたかみのある仕上がりになっています。
お店の常連さんからの評判は上々。お店で展示しているナイフではなく、新しくカスタムオーダーが入ることもしばしばとのこと。
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※写真はパスタイムコレクション店主のつぶやきから引用しました。

 

動画紹介

Pastimeの店長さん自身がこのナイフの愛用者で、釣行には必ず持参して、その場で魚をさばいたりしているそうです。この動画では、釣ったその場でヤマメをさばき刺し身にして食べてます。ナイフはとても使いやすそうで、なにより刺し身が美味しそう!

 

焦らず、気負わず、ゆっくりと…

本業を持つパートタイムメーカーは時間的制約があり、製作個数を確保してナイフショーなどに出展するのも一苦労です。
このKさんのようなスタイルでものづくりできる環境が整えば、ショーやネットに依存せずとも満足度の高い生き方ができるのではないかと感じました。

自分の周辺数メートルの関係の人達のためにナイフを作っていくというスタイル、それはまるで「小さな村の鍛冶屋」のような立ち位置です。大きく稼ぐことはないけれど、ナイフを納品することで、材料代と少しのおこづかい、そしてより親密な人間関係を得ることが出来ます。今回ご紹介したKさんの成功例はパートタイムメーカーのライフスタイルのひとつの回答といえるのかもしれません。
 
 
 
 
 

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