端材として生まれたV金10号が転生したら美しいナイフだった件
いつか何かに使えそう。
そんなもったいない精神でついついストックしてしまう鋼材の端材。結局良いいデザインやアイデアが思いつかず、いつの間にか忘れ去られて棚の肥やしになってしまうのが世の常。
しかしながら、今回その端材を完璧に生かし切った方が現れました。
V金10号の鋼材から生まれた菱形の端材。普通ならばさすがに使えないであろうものをその方は11ヵ月の歳月をかけ、こんな素晴らしいフリクション・フォルダーに見事に変身させたのです。
どうでしょうこの美しいシルエット。ブレードのエッジラインやハンドルからつながる稜線。スタビライズドウッドの美しさも相まって、まるでアクセサリーのようなナイフになっています。
端材だからといって手を抜くことは一切ありません。スペーサーやファスニングボルトなども自作したこだわりの逸品となっています。
ぼくはこれを見てますます端材を捨てられなくなってしまいました(笑)。
制約こそ新しいアイデアの源泉。今回は異形の端材を何かに使えないかという制約が新たなデザインを生み出すきっかけとなったそうです。いつもの自分にはできないデザインを生み出す練習に端材の有効利用をしてみませんか!?
今回ご紹介したナイフを製作したのは、 南@デロリアン43号目 (@YSK_373) さんです。お仕事が忙しくナイフの製作ペースはスローなものの、類まれなデザインセンスをもったお方です(もっとナイフ作ってほしい)。Twitterを更新されているのでぜひフォローを。