治具の製作や、取付け穴を加工するときにハンドタップでネジ切り加工をするんですが、垂直にネジ切るのがすごく苦手です。

最初に習ったのは以下の方法。

  1. ボール盤のチャックにタップを取り付ける。
  2. 手で回してネジを数ミリほど切る(タップがぐらつかないくらい)。
  3. タップがずれないようにワークを抑え、慎重にチャックを外す。
  4. タップハンドルを装着してネジを切っていく。

これまではずっとこの方法で作業をしてきました。
慎重さが求められるものの、基本的には問題なく加工出来てました。

ただこの方法だと、不器用な私はチャックから外す時にワークが持っていかれたり、タップハンドルを取り付ける時にぶつかってずれちゃったりしてものすごくやり直しが多くて毎回イライラしてました。

良い治具を発見!

何かいい方法はないかと考えてネットで調べたらフランジナットを利用する方法などを見つけたんですが、手元にない。まあ、こういうのが必要になるのは大抵深夜の時間帯ですからね。

何かないかなと考えていたら…ありました、「ベベルストッパー」が。

程よい重厚感と正確に切られたネジ。
これをガイドにしてセッティングすれば簡単に垂直なネジ切りができるようになりました。

やり直しもなし。やったぜ!(調子に乗って回しすぎてタップを折ったのはまた別の話)

実際に作業する際は写真の様に固定します。簡単に添えるぐらいだとネジを切るときに治具が浮いてきてしまうので注意が必要です。

もちろんベベルストッパーに限らず、何かの機械の部品など、ネジが垂直に切られていてほどよい重さと厚みのあるものであればなんでも利用できると思います。

本職の機械工の方ならば腕を磨いて治具など使わずに垂直にネジを切れるようにならなければなりませんが、あくまで目的はナイフや治具作り。それならば治具を使ってさっと作業してしまえばいいかなと思います。

とりあえずネジ切りの悩みが減って、これからさらに楽しくナイフ作りが出来そうです。

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