2020年1月18日(土)。京都へ降り立ちました。

その理由はもちろん今年から開催される「京都ナイフショー」です。

JR京都駅からバスに乗り20分くらいで会場にほど近いバス停に到着。平安神宮にほど近い「みやこめっせ」に到着しました。交通手段はバスだけではなく、地下鉄を2本乗り継いでも来ることができます。地下鉄「東山」駅から徒歩8分ほど。駐車場完備、レストランも併設されていて会場として理想的な施設でした。

初めてのナイフショーということで、お客様の入りもどんな感じか全くわかりませんでしたが、ふたを開けてみてびっくり。僕が到着した11時半くらいにはすでに多くのお客様が来場していて大賑わい。退出する15時まで引きも切らず、むしろ人数は増えていっている印象すらありました。

ナイフを購入しているお客様も見られましたし、包丁の有名販売店の方や岡安鋼材さん、山下刃物さんといった有名ナイフディーラーの方々の姿もありました。はっきりいって興行は大成功。主催の堀居さんはすでに次回開催に向けて動き出しています。この調子でいけば来年はもっとにぎやかなショーになるのではないかと思います。

さて、今回もナイフショーで見かけた素晴らしいものをご紹介します。紙面スペースの関係上すべてをお伝え出来ないのが残念ではありますが、詳細を知りたい方はぜひ次回の京都ナイフショーに足を運んでみてください。

澤口勉さん

これまでJKGナイフコンテストでアートナイフ賞とデザイン・アイデア賞を獲りまくってきた澤口さんがこれまでの代表作をまとめて展示されていました。独創的なアイデアとそれを具現化してしまうその技術と粘り強さには脱帽です。ナイフというと怖いそんな常識を覆し、見る人を楽しませて「ナイフってこんなに楽しくて自由なんだ」と思わせてくれる作品ばかりです。

最近はナイフだけでなく、カスタムボールペンも精力的に製作中。ナイフで培った金属加工技術をふんだんに織り込んだ美しい鎚目のボールペンです。触り心地が良く、回すと光が乱反射するのもまた楽しい。

SDT-Worksさん

ナイフ的アクセサリーをメインに製作するSDT-Worksさん。キャストで成形したシルバーに螺鈿を施したアクセサリーは東京でもすごく人気がありましたが、京都でもやはり同様に人気。会場にはこのアクセサリーをしている方をよく見かけました。繊細なデザインに気品を感じます。

佐々木潤さん

兵庫のナイフメーカー。ヒルトの中央部分に大きく開けられたサムホールがトレードマークです。マークが無くてもその人とわかる。そんな個性を携えたナイフたちでした。ボルスターのようにオモテウラから貼り合わせる構造から始まり、改善を繰り返して現在のコの字ヒルトの形状に落ち着いたそうです。タクティカルテイストのものに挑戦するなど、意欲的にナイフを製作されています。

尾崎始さん

ナイフ製作はストック&リムーバブル、鍛造なんでもござれ。それだけでなくエングレーブもこなす超人的なナイフメーカーです。とてつもない向上心の持ち主で、いつも努力を積み重ねている姿が印象的。特に彫刻では洋彫り、和彫りどちらもできるようになり、さらに表現の幅が広がっていて益々活躍が楽しみです。

萩野力さん

若干19歳ながら、JKGナイフコンテストでデザイン・アイデア賞を獲得した萩野力さんも京都ナイフショーに出展していました。ナイフにかける情熱が熱く、その熱量たるやすごいものがあります。

インテグラルナイフにも挑戦し、見事に仕上げて今回の京都ナイフショーに参戦。様々なスタイルにひるむことなく挑戦する姿を見ると大型新人現ると言わざるを得ません。

鈴木涼太さん

まだ学生さんなのですがそれはかりそめの姿。実は彼、天才発明家なのです。

ナイフの展示もあったものの目を引くのはその他のもの。これは彼が設計した輪ゴム鉄砲。レーザーで切り出しためっちゃかっこいい実用輪ゴム銃なのです。即売れしてました。

またすでに特許をとったという独自構造の包丁研ぎ器も展示していました。どんな人でも簡単に、どんな包丁でも一定の刃角で包丁が研げるというスグレモノです。

藤原弘登さん

ベーシックなラブレススタイルを製作する藤原さん。単純なレプリカではなく自分なりの個性を反映したものを製作されています。エッチングで模様をつけたペティナイフなど、様々な独自の工夫があり、既製品にはないカスタムならではのナイフを多数展示していました。

今回はここまで!まだまだ続きます!

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