全鋼のナタをグラインドしてほしいという依頼があり、リグラインドしてみました。

元ネタはこれ。刃の部分全てが1つの鋼材でできています。
これをマジックで書いたラインにリグラインドしていきます。

とにかく削り終わり!
ジャーン。ばっちりうまく削ることが出来ました!

ただ一つ問題が…

実際削っていくうちに気づいたのですが、この鉈のエッジ付近にうっすらテンパーラインが見えてきてしまいました。熱処理は刃のエッジ部分だけにほどこされていたというわけ。これをリグラインドしてしまうと、先端部分は焼きの入ってないところが露出してしまうのです。

Twitterで指摘を頂いて、こういう量産型のナタの場合はこういった先端だけの刃付けをすることはよくあることらしいです。無知でお恥ずかしい。

全鋼という事で問題ないと安請け合いしてしまったのですが、今回は大失敗。
お客様には申し訳なかったけど大変勉強になりました。

2 thoughts on “全鋼の鉈をリグラインド(失敗)

  1. 吉田隆哉 より:

    イヤーコレは痛み分けですね。

    1. knifekozo より:

      そうですね。知識不足だったのは申し訳ないですが、言われた通りやったので。。。お客様には納得してもらいました。

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