ひょんなことからお知り合いになったお客様が、実はすごく昔から義人のナイフを愛用(愛蔵)してくれているということを教えてくれて、後日そのナイフを見せてもらえることになりました。

そのナイフがこれ!相田義人作、フィールド&ストリームです。

当時は学生さんだったそうで親御さんからのプレゼントだったそうです。

裏側にはお母さまから息子さんへというメッセージとともにAugust 29, 2001とエッチングで印字されていました。この記事を書いているのが2023年ですから、かれこれ22年前のもの!

このころの部長の造形は、いまよりもすこしカチッとした硬い印象がありますね。特にヒルトのあたりなんかは、今作っているものはもう少し(ほんのすこしだけ)丸みがあるような感じがします。やはり職人として20年以上の月日が経つと円熟味が増すんですね。

ところどころにある小さな傷や、なによりも得も言われぬ美しい天然の琥珀色になったアンバースタッグが美しすぎて言葉も出ません。こればかりは長い年月をかけることでしか出せないスタッグならではの魅力です。これ見ちゃうとやっぱりスタッグいいなーとなってしまいますね…

カスタムナイフはやはり高額な商品ですが、こんな風に20年以上、そしてもしかしたら一生楽しむことができるのであれば、実はそれほど高いものではないのかもしれません。

これを読んでくださったあなたも、一生ずっと好きでいられるようなナイフと巡り合えることをお祈りしてます!

2 thoughts on “20年前の相田義人 フィールド&ストリーム

  1. 北原千春 より:

    素敵な、お話ですね。プレゼントされた親子さんに、あっぱれです。スタッグでもアイアンウッドでも自然の物は経年変化が楽しみで、20年もの、いい風合いではないでしょうか。宝物ですね。

    1. knifekozo より:

      コメントありがとうございます!
      本当いい話でした。大事にしていただいて感無量です。

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