鉈のハンドルをコンシールドタングで再生する
今回はこのナタのハンドル交換。
お客様が自分で作ったヒルトとハンドルにガタがきてるのでしっかりしたいという事でオーダーをいただきました。構造はコンシールドタングというもので、少し短めの持ち手部分を挟むような構造になっています。
元々のハンドルを外し、新たなハンドルを作ります。
ハンドルはコの字型に加工したもので挟み込むような感じ。この溝はフライス盤を使って加工します。フライス盤がない場合は彫刻刀などを使うのも良しです!
溝の深さは鋼材のちょうど半分。4㎜厚の鋼材だったら片側2㎜ずつ掘る感じですね。深く掘りすぎてしまうとガタついてしまうし、浅いのは論外です。気を付けて加工します。併せると下の写真の様になります。
ボルト穴を開けたら、一度仮止めをして外形を成形していきます。ハンドグルーヴを緩やかにつけて欲しいという事だったので、その通りに成形していきます。この段階は木工なので気持ちよく削ることが出来ます。削れ過ぎてしまうので油断しないようにします。思い通り削れて楽しい…
あとは接着とボルト止めをして仕上げたら完成です。
最終的にガタなくできました。
少しだけモダンな感じになりましたね!
というわけで、コンシールドタングのナタ完成しました!