これまでカスタムナイフの紹介をたくさんしてきましたが、ふとカスタムナイフを買うにはどうしたらいいかという根本的なことについて書いていなかったなと思いましたので、今回はカスタムナイフを買うにはどういう方法があるのかというのをご紹介したいと思います。

カスタムナイフを買うにはおおまかに分けて3つの方法があります。

1.ナイフショップで購入する方法
2.ナイフメーカーに直接依頼する方法
3.ナイフショーで購入する方法

今回は、それぞれの主な購入方法とメリットとデメリットについてご紹介します。

1.ナイフショップで購入する方法

一番最初に思いつくのがこの方法だと思います。全国数カ所あるナイフショップには、国内外のナイフメーカーのカスタムナイフが多数販売されています。ショップに足を運べば実物を見て、触って購入を検討することが出来ます。ショップの店員さんに意見を聞いたりするのも楽しいものです。

メリット

  • 実物を見ることができる
  • 特に天然素材を使うことの多いカスタムナイフは、木目や鹿角の模様などがすべて違います。どれも一品物ですから、実物を見て気に入ったものを選べるというのが、店舗でカスタムナイフを選ぶことの最大の利点です。

  • 信頼できる品物が買える
  • ナイフショップが取り揃えるものは、店主が目利きをして買い集めたものや、人気や実力のあるナイフメーカーにオーダーをしたものばかりです。ですから高品質なものが多く、間違いのない買い物ができます。

  • 支払い方法の豊富さ
  • カード決済や代引きなどの支払い方法を利用できるのもショップでの買い物の利点です。高額なものですから、分割決済などを利用できるのも消費者の立場からすると嬉しいサービスです。

  • 通信販売が可能
  • ナイフショップは全国数カ所ありますし、ナイフショーは全国各地で行われていますが、実際にはそういった場所に行くことが出来ない方が大多数です。そういった意味では通信販売ができるナイフショップは、そういった方々の大きな助けになります。

  • カスタムオーダーもできる
  • たいていのナイフショップはナイフメーカーと直接やり取りしていますから、カスタムオーダーをナイフショップに依頼することも出来ます。間にナイフショップが入ってくれることで、ナイフメーカーも買い手も安心して取引することが出来ます。

デメリット

  • 値引きなどのチャンスは少ない
  • まれに欲しいナイフが特価品になる場合はありますが、人気メーカーのものは、ほとんどの場合値引きなどはされることはありません。

主なナイフショップ

Matrix-AIDA.com
阿佐ヶ谷 しんかい
マルゴー
マルキン商店
正秀刃物店
山下刃物店
岡安鋼材株式会社

※ここに挙げたのはざっと思いついた一部のナイフショップです。全国の有名ナイフショップはこの限りではありません。

2.ナイフメーカーに直接依頼する方法

最近では個人でサイトを運営したり、ブログで作業過程を公開するナイフメーカーも増えてきて、直接ナイフメーカーにオーダーすることが簡単にできるようになってきました。インターネットの検索サイトでお気に入りのナイフメーカーを検索してコンタクトをとってみてください。きっとナイフメーカーもあなたのオーダーを心待ちにしているはずです。

メリット

  • カスタムオーダーが自由自在
  • カスタムナイフの醍醐味の一つとして、自由なカスタマイズがあります。例えば、あなたが人より手が大きいのであればハンドルサイズを10mm伸ばしてもらうことが出来ます。ハンドル材もお気に入りの素材を選ぶことも出来ますし、用途によって鋼種を選ぶことも出来ます。ナイフメーカーに自分の想いをおもいっきりぶつけて自分だけのナイフを作ってもらいましょう!

  • ナイフメーカーとの人間関係が構築できる
  • カスタムオーダーをしたり使い心地をフィードバックする中で、ナイフメーカーと意気投合し、お客とメーカーという立場を超越する場合も少なくありません。一本のナイフから一生の絆が生まれるかもしれません。

デメリット

  • 納期がかかる
  • カスタムオーダーをするということは、一からナイフを作り始めるということですから、どうしても納期がかかります。人気のナイフメーカーになると、数ヶ月から数年待つというケースもザラです。カスタムオーダーをする側には、完成を気長に待つ心の余裕が必要になります。

  • ハンドル材が思い通りとはかぎらない
  • 例えばスタッグやウッドなどは全て模様が違いますし、ハンドルになる前となった後で印象も大きく違います。完成品をみるまでどんなナイフが来るかわからないのが本当のところ。デメリットというよりもリスクがあるということです。ナイフショップやナイフショーで出来上がったものを買う場合はそういったリスクはありませんね。

  • 連絡先不明の場合
  • ブログやホームページを持っているナイフメーカーは増えていますが、それもまだ全体から見るとほんの一部の人たちだけです。この人のナイフが欲しいんだけど、連絡先すらわからないというケースも多々あります。
    もしそのナイフメーカーがJKG(ジャパン・ナイフ・ギルド)に所属していれば、JKG事務局に問い合わせれば連絡先を教えてくれます。

    JKGメーカー会員の名簿はこちらで確認できます。
    ジャパン ナイフ ギルド メーカー会員一覧

3.ナイフショーで購入する方法

ナイフメーカーから直接、しかも実物を見て買えるのがナイフショーです。
このブログでもよく紹介していますが、ナイフショーはほぼ毎月、日本全国のどこかで行われています。
たくさんのナイフメーカーと直接話しをして、ものをじっくり見て、比べて買えるのはナイフショーの最大の特徴です。

メリット

  • ナイフメーカーとの会話を楽しみ、実物を選べる
  • いったいどんな人がどんな哲学を持ってこのナイフを作ったのか、それをじっくり見て感じることが出来ます。
    実物を手にしながら、ナイフに対するこだわりや製作のよもやま話を聞くのはなによりも楽しいナイフショーの醍醐味です。

  • ショー価格で販売される場合もある
  • ナイフショーはいわばお祭りのようなもの。ですから、ナイフメーカーもそれぞれお客様を喜ばせようとショー用の特別モデルや特別価格のナイフを用意していることもしばしば。このブログでナイフショーレビューの時に価格を消してるのはこの特別価格のものが多くあるからです。

デメリット

  • 時間/場所が限定されている
  • 当然ながらナイフショーは時間・場所が決まってしまっています。ナイフショーがない地域の方や土日に仕事をしている方にとってはナイフショーに行くことすら出来ないのが実際のところ。これが最大のデメリットです。

  • 決済方法が少ない
  • 徐々にカード決済を導入するナイフメーカーも増えてきましたが、現金でのやりとりが一番多いのが現状です。
    ニコニコ現金一括払いしか決済方法がないというのも顧客側からすると買い物をしにくい要因です。

 

まとめ

つらつらと書きましたが、まとめると次の表のようになります。
2014-05-20_1506

「カスタムナイフが欲しい」そう思った時に参考にしてみてください。
あなたにピッタリの方法でとびきりのカスタムナイフを手に入れてくださいね!
 
 
 

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